胸元の飾り羽がひらひらと綺麗なコサギ

コサギ
頭から伸びる冠羽や、胸・背中の飾り羽が特徴的で、優雅な印象を与えるコサギ。
留鳥として一年を通して見られ、近所の公園では池の周りや木の上などでよく見かけます。
座っていても、歩いていても、どこか上品で落ち着いた雰囲気を感じさせます。
コサギの特徴
白いサギには、ダイサギ、チュウサギ、コサギの3種類がありますが、コサギを見分けるポイントは「足の指が黄色い」ことです。
- 頭からのびる冠羽(繁殖期)
- 胸、肩、背中に飾り羽
- クチバシと脚が黒い
- 足の指は黄色(見分けるポイント)
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ゆったり優雅でエレガントなコサギ
夕方散歩をするとこんな光景によく出会います。
公園の水場をそっーと、そーっと歩いて獲物を狙っています。

コサギ(Little Egret)
コサギの足の指が黄色いのが特徴です。

コサギ(Little Egret)
池の前で獲物を狙っています。

コサギ(Little egret)
コサギはダイサギやチュウサギに比べて機敏に動き回って餌を採食するとう情報もありますが、私の近所のコサギは比較的ゆったりと動いている印象です。
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シラサギ類の見分け方
シラサギ類は以下のように、足の指やクチバシの色で見分けることができます。
・ダイサギ – 目先は青緑色 / クチバシは黒く長い / 足指は黒
・チュウサギ – 目先は黄色 / クチバシは黒く細長い / 足指は黒
・コサギ – 目先は黄色 / クチバシは黒く細長い / 足指は黄色
《冬羽》
・ダイサギ – 目先は黄色 / クチバシは長く黄色 / 足指は黒
・チュウサギ – 目先は黄色 / クチバシは黄色で先端は黒 / 足指は黒
・コサギ – 冠羽がなくなる / クチバシは黒く細長い / 足指は黄色
参考までに、ダイサギと思われる大きな白いサギはこちら。
上記に付け加えて、アオサギよりも大きいことからダイサギと判断しています

ダイサギ(Great Egret)2022年2月撮影 大阪市内にて
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青灰色の羽をまとい、水辺でいろんな表情を見せるアオサギはこちら。

参考:柴田佳秀(著)、樋口広芳(監修)、戸塚学(写真)『街・野山・水辺で見かける 野鳥図鑑』単行本、日本文芸社、2019.6.1
ダイダイサギとチュウダイサギ, 大阪南港野鳥園, 2025.6.1