ユリノキ(百合の木)
Summer
薄黄緑いろのチューリップのようなユリノキ
5月〜6月にかけて見られる薄黄緑いろのチューリップのような花です。
私の散歩道では公園樹として植栽されています。
実はこの花、とても高いところに咲いているので今まで気がつかずにいました。
ユリノキの特徴
花は薄黄から薄緑色で、カップ型をしています。
萼(ガク)近くの花びらにはオレンン色の模様が入っているのが特徴です。
こんなに可愛い花ですが、樹高が10〜40mと高いため、花が咲いているのに気づかない人も多いかもしれません。
ご興味がある方は、これを機会にぜひ、公園や街路樹の上を見上げてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、ユリノキの花に出会えるかもしれませんよ
ユリノキの葉と別名
ユリノキは葉は、襟なし羽織の半纏(ハンテン)に似ていることから、ハンテンボク(半纏木)とも呼ばれています。
そう言われてみると、羽織のような形をしているように見えますね。
また、花はチューリップのような形から英語ではチューリップツリーと呼ばれているそうです。
秋の彩り – ユリノキの紅葉
ユリノキは秋になると、イチョウと並ぶほど美しい紅葉を見せてくれます。黄金色に輝く葉が一面を彩り、その光景を眺めるのが私の楽しみのひとつです。
秋の訪れとともに変化するユリノキの姿には、思わず足を止めて見入ってしまいます。
ユリノキは、その高い樹高と美しい花や紅葉で、四季折々に異なる魅力を見せてくれる樹木です。公園などを訪れる際には、少し上を見上げて、ユリノキの花や紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか?
———- ———-
ユリノキの基本情報
花名:ユリノキ(百合の木)
科名:モクレン科
属名:ユリノキ属
別名:ハンテンボク(半纏木)、グンバイノキ(軍配の木)、チューリップツリー
学名:Liriodendron tulipfera
英名:Tulip Tree
花期:5月~6月
花色:黄色
花言葉:幸福
モクレン科の仲間
- シモクレン
- ハクモクレン
- コブシ
- シデコブシ