ピンクの花が可憐なカリン(花梨)

カリン(Chinese quince)は、3月から5月にかけてピンク色の花を咲かせる春の植物です。
秋(10月〜11月)には小さな実をつけ、花と実の両方を楽しめる植物として知られています。
縁起が良い庭木として人気のカリン
「カリン(花梨)」という名前が「借りぬ(借金しない)」に通じることから、縁起の良い庭木とされ、昔から庭に植えられることも多かったようです。特に関西地方などでその傾向が見られるようです。

カリン(Chinese quince)
同じバラ科の植物で、ボケの花と形が似ており、庭木としても相性が良いです。

春には可愛らしい花を咲かせるカリン(花梨)
カリンの果実には栄養素がたっぷり
カリンの果実は非常に硬く、生では渋みが強いためそのまま食べるのには向いていません。ジャム、シロップ漬け、果実酒などに加工するのが一般的です。

カリンの実(Chinese Quince)
抗炎症作用がある
果実に含まれるアミグダバリンという成分には、咳や痰など喉の炎症を和らげる効果があるとされています。のど飴や漢方素材としても利用されます。
カリン酒の作り方
カリンの実をスライスし、種ごと瓶に入れてホワイトリカーを注ぎ、砂糖を加えて漬け込むことで、家庭でもカリン酒が作れます。
1. カリンの実を厚さ1〜2cmの輪切りまたはざく切りにして種ごと容器に入れます。
2. カリン1kg当たりに対してホワイトリカー1.8ℓを注ぐ。
3. 好みで2割ほど砂糖を加えてもよい。
4. 6ヶ月以上漬け込んで、成分を抽出させる。
《薬効》咳止め、疲労回復、滋養強壮
- カリンの実
- カリン酒
食物繊維も豊富
カリンには不溶性の食物繊維が多く含まれており、腸内環境を整える働きも期待できます。
ジャムや煮詰めたものとして摂ることで、便秘の改善や予防につながります。
※ただし、生食すると下痢や腹痛を起こす可能性があるため注意が必要です。
こんなにいろいろな効用があるので中国では
と言われています。
カリンの基本情報
花名:カリン(花梨)
科名:バラ科
属名:カリン属
別名:アンランジュ(安蘭樹)、クワズナシ(喰わず梨)
学名:Pseudocydonia sinensis
英名:Chinese quince
花期:3月~5月
花色:ピンク
花言葉:豊麗、唯一の恋、優雅、限りない可能性
カリンの仲間
- ズミ(酸実)
- ハナカイドウ(花海棠)
- リンゴ(林檎)
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