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桜の季節が終わったら? 〜花後に育つ小さな実たち(桜・梅・花梨)〜

Column

桜の見ごろだった頃には、たくさんの人で賑わっていた木の下。
気づけば誰もいなくなったその場所で、桜や花木たちは静かに次の季節へと歩み始めていました。

花が終わったあとに育つ小さな実たち――

春から初夏へと向かう中で見つけた、小さな季節の移り変わりの記録です。

花後に育つ実たち

花の開花が早かった品種は、実の成長も早い傾向がありました。

サクラ(ソメイヨシノ)

ソメイヨシノ 大阪市にて - 2025.3.27 撮影

ソメイヨシノ 大阪市にて – 2025.3.27 撮影

日本の春を象徴するソメイヨシノも、花のあとは小さな実をつけ始めます。よく見ないと気づかないほど控えめですが、その変化に春の終わりを感じさせてくれます。

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ソメイヨシノの実 - 大阪市にて 2025.04.27撮影

ソメイヨシノの実 – 大阪市にて 2025.04.27撮影

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サクラ(河津桜)

カワヅザクラ 大阪市にて - 2025.3.12 撮影

大阪市にて – 2025.3.12 撮影

早咲きで知られる河津桜は、実の成長も早め。花が散ったあとには、すでに赤みを帯びた小さな実がふくらみ始めています。
ソメイヨシノが見ごろを迎えた頃から実が付き初めていました。

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カワヅザクラの実 - 大阪市にて 2025.04.27撮影

カワヅザクラの実 – 大阪市にて 2025.04.27撮影

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サクラ(神代曙)

ジンダイアケボノ 大阪市にて - 2025.3.27 撮影

ジンダイアケボノ 大阪市にて – 2025.3.27 撮影

ソメイヨシノよりは早咲きの品種。
花が散ったあと、枝先には小さな緑色の実がひっそりとついています。

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ジンダイアケボノの実 - 大阪市にて 2025.04.27撮影

ジンダイアケボノの実 – 大阪市にて 2025.04.27撮影

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ウメ(未開紅)

ウメ(未開紅)の花 大阪市内にて 2025.3.12

ウメ(未開紅)の花

梅は桜よりも早く開花するため、春後半にはもう実がふくらみ始めています。
青々とした若い実が、枝に可愛らしくたくさん並んでいます。

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ウメ(未開紅)の実 - 大阪市にて 2025.04.27撮影

ウメ(未開紅)の実 – 大阪市内にて 2025.04.27撮影

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ウメ(青軸)

ウメ(青軸)の花 - 大阪市にて 2025.3.12撮影

ウメ(青軸)の花 – 大阪市内にて 2025.3.12撮影

こちらは青軸の実。
未開紅とはちがって艶があり、1つずつ付いていました。

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ウメ(青軸)の実 - 大阪市にて 2025.04.27撮影

ウメ(青軸)の実 – 大阪市内にて 2025.04.27撮影

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カリン(花梨)

カリン(花梨)大阪市内にて

カリン(花梨)大阪市内にて

春の花が終わると、楕円形の小さな実がつき始めます。
秋には大きな黄色い果実に成長する過程の、貴重な初期段階。

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カリン(花梨)の実 - 大阪市にて 2025.04.27撮影

カリン(花梨)の実 – 大阪市内にて 2025.04.27撮影

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おわりに

桜の実も、梅の実も、カリンの実も、新緑に包まれるようにして静かに育っていました。
花が落ちた実たちは、葉に大事に守られているように見えました。
そんな散歩道の可愛らしい世界でした。

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咲き誇る桜の花々についてはこちらで紹介しています。

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