ぎふワールド・ローズガーデン|「アンネのバラ園」と平和を願う花たち
/ Last updated: 2026.05.04
岐阜県可児市にある ぎふワールド・ローズガーデン には、「アンネのバラ園」と呼ばれるエリアがあります。
ここでは、「アンネのバラ」を中心に、平和への願いが込められたバラを見ることができます。
今回は、このエリアで見られるバラについてご紹介します。
Contents
アンネのバラ園
園内の一角にある「アンネのバラ園」は、アンネ・フランクにちなんで名づけられたバラや、関連する品種がまとめて植えられているエリアです。
アンネ・フランクは、第二次世界大戦中の時代を生きたユダヤ人の少女で、彼女が残した『アンネの日記』は、現在も世界中で読み継がれています。
このバラ園は、戦後60年の節目にあたる2005年に整備され、バラを通して平和への想いを伝える場所となっています。

アンネのバラ園(Anne’s Rose Garden) 2025年4月下旬
————— —————
園内には、「アンネの木」と呼ばれるセイヨウトチノキも植えられています。
これは、アンネが隠れ家の窓から眺めていたとされる木に由来するもので、生誕80年の節目にあわせて、立像とともに植樹されたものだそうです。

アンネの立像
————— —————
アンネの想いを受け継ぐバラたち
このエリアでは、「アンネのバラ」をはじめ、そこから生まれた品種を見ることができます。
それぞれのバラには名前の由来や背景があり、あわせて知ることで印象が少し変わります。

アンネの木とアンネのバラたち
スヴニール・ド・アンネ・フランク(Souvenir d’Anne Frank)
作出国:ベルギー / 作出者:Delforge / 作出年:1966年 / 系 統:フロリバンダ(Fl)
アンネを偲んで名づけられたバラです。
真紅の蕾から、ピンクやオレンジへとやわらかく色を変えていきます。
親にあたる「シャントクレア」は、「ピース」の系統を引く品種で、その特徴を受け継いでいます。

スヴニール・ド・アンネ・フランク(Souvenir d’ Anne Frank) 2025年5月中旬
————— —————
プレイ(Pray)
作出国:ベルギー / 作出者:Delforge / 作出年:1966年 / 系 統:フロリバンダ(Fl)
「アンネのバラ」をもとに作出された品種で、「祈り」を意味する名前が付けられています。

プレイ(Pray)2025年5月中旬
————— —————
セント・コルベ(St.Kolbe)
作出国:日本 / 作出者:高木寛 / 作出年:1992年 / 系 統:フロリバンダ(Fl)
「プレイ」の枝変わりとして生まれた品種です。
名前は、第二次世界大戦中に収容所で他者の身代わりとなった聖コルベに由来しています。

セント・コルベ(St. Kolbe) 2025年5月中旬
————— —————
一緒に見られる平和を願うバラたち
アンネのバラ園の周辺では、平和にちなんだバラもあわせて見ることができます。
ピース(Peace)
作出国:フランス / 作出者:メイアン / 作出年:1945年 / 系 統:ハイブリッドティ(HT)
やわらかなクリームイエローに、ふちが淡くピンクに色づく大輪のバラです。
第二次世界大戦の終結にちなんで名づけられた品種で、現在でも広く知られています。

ピース(Peace) 2025年5月中旬
————— —————
のぞみ(Nozomi)
作出国:日本 / 作出者:小野寺 透 / 作出年:1968年 / 系 統:クライミング(Cl)
戦後の混乱の中で亡くなった少女にちなんで名づけられたバラです。
絵本『ばらになった のぞみ』のモデルとしても知られています。

のぞみ(Nozomi) 2025年5月中旬
————— —————
おわりに
園内には、『アンネの日記』の一節が刻まれた石碑も設置されています。
「もし、神様がわたしを長生きさせてくださるなら……わたしは世界と人類のために働きます」
その願いは、彼女の命が途絶えたあとも、こうして花のかたちで静かに受け継がれているように感じられました。

アンネのバラ園
————— —————
ガーデンの基本情報
施設名 : ぎふワールド・ローズガーデン
住 所 : 〒509-0213 岐阜県可児市瀬田1584-1
公式URL:https://gifu-wrg.jp
詳細は上記URLにて最新情報をご確認ください。
————— —————
————— —————
関連記事
・他のバラ園の様子については、こちらの記事でもご紹介しています。
————— —————






























