首里城の見せる復興と素屋根の内部|2023年訪問記
/ Last updated: 2026.03.14

2023年9月、再建工事が進む首里城を訪れました。
本格着工は2022年。
再建の様子を公開する「見せる復興」として、工事が進められていました。
Contents
正殿を支える大柱の加工
訪問した日は、正殿の小屋梁に使われる大きな柱を削る作業を見ることができました。
訪問時は、首里城正殿の小屋梁を加工している段階とのことでした。
墨付けが施された巨大な柱材が並び、年輪もはっきりと確認できます。

訪問時は首里城正殿の小屋梁加工中とのことでした。
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木材加工の伝統技
今回の見どころのひとつが、木材加工の工程でした。
丸太をそのまま丸く削るのではなく、まず8角形、16角形、32角形と、段階を踏んで形を整えていくのだそうです。

木材加工の伝統技術が説明されていました。
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最終的に表面を仕上げて、丸柱になります。
現代の大型機械がなかった時代から続く方法で、復元を支える伝統技術のひとつだと紹介されていました。

各工程で加工された実物のサンプル
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先ほどの工程を踏まえて改めて見てみると、今回は16角形の段階まで加工されているように見えました。

正殿に使われる巨大な柱材
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こちらでは宮大工が木材に道具を当て、寸法を確かめるように作業していました。
細かな確認を重ねる、精密な工程であることが伝わってきます。

木材を測る宮大工の様子が見られました。
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宮大工と若手職人の現場
現場では、熟練の宮大工と若手の職人が一緒に作業をしていました。
再建は建物をつくるだけでなく、技術を受け継ぐ場でもあるのだと感じます。
図面や説明パネルだけでは分からない、実際の手仕事がそこにありました。
焼失した屋根装飾の展示
見学エリアには、火災で焼失した屋根装飾の一部が展示されていました。
崩れた龍の部材や瓦が、火災の衝撃を伝えるかのように置かれていました。

火災で焼けた龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)
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火災で焼け落ちた赤瓦や龍の装飾の一部
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再建工事と並んで、失われたものも見ることになります。
復興はここから始まったのだと実感しました。
素屋根という巨大な空間
正殿は素屋根と呼ばれる大きな覆いの内部で建設されていました。

素屋根の見学エリアの案内図
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沖縄は雨の多い地域です。
木材を守るためだけでなく、天候に左右されず工事を進めるためにも、巨大な倉庫のような空間が設けられています。

首里城再建の様子。足場と鉄骨に囲まれた素屋根の内部。
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足場と鉄骨に囲まれた内部が、再建の現場でした。
見学エリアから見る再建現場
素屋根の内部には見学エリアが設けられ、作業の様子を間近で見ることができます。
解説パネルやモニターも設置され、工程が分かるようになっていました。

モニターが設置された素屋根内部の見学エリア。
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全国から集まった宮大工や職人の方々が、それぞれの持ち場で作業を続けています。

それぞれの持ち場で作業を進める宮大工たち。
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首里城周辺の様子
城のまわりを散策すると、青空と石垣、そしてヒギリ(緋桐)の花が印象に残りました。
工事が続く内側とは対照的に、外の景色は穏やかでした。

首里城の外壁
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ヒギリ(緋桐)の花
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復興が着実に進むことを願いながら帰路につきました。
首里城公園の基本情報
施設名 :首里城公園
公式URL:https://oki-park.jp/shurijo/
住所 :〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1-2
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