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ハナズオウ(花蘇芳)|春に枝いっぱいに咲く花とハート形の葉が魅力の庭木

ハナズオウ(花蘇芳)- Chinese Redbud
Nature

ハナズオウ(花蘇芳)は、春になると枝いっぱいに紅紫色の花を咲かせるマメ科の落葉低木です。
少し落ち着いた色合いで、満開でもどこか上品な印象があります。



ハナズオウの特徴

幹や枝に直接咲く花

ハナズオウの花は、葉が出る前に咲きます。

そしてもうひとつ特徴的なのが、幹や太い枝から直接花が出てくるように咲くこと。

枝に直接花が咲くハナズオウ(花蘇芳)

枝に直接花が咲くハナズオウ(花蘇芳)

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枝先だけでなく、幹の途中にもぽつぽつと花がつくため、よく見ると「そんなところにも咲くのか」と少し驚かされます。

この咲き方は「幹生花(かんせいか)」と呼ばれ、ハナズオウならではの見どころです。

ハート形の葉

花の華やかさに目がいきがちですが、あとから現れるハート形の葉もこの木の見どころのひとつです。

ハート型の葉をつけるハナズオウ

ハート型の葉をつけるハナズオウ

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この葉が、きれいなハート形。
書籍によっては、向きを逆に見て「スペード形」と表現されることもありました。

改めて、自分の撮り集めた写真から自然の咲き姿を検証した結果、私はハート推しです。

ハートに見えるハナズオウの葉

ハートに見えるハナズオウの葉



花後の様子

マメ科らしく、花後には細長い鞘(さや)をつけます。
秋になると黒く熟し、花の時期とはまた違った表情が見られます。

名前の由来

ハナズオウの名前に含まれる「蘇芳(すおう)」は、日本の伝統色のひとつとして知られる色名です。

庭木としても親しまれている春の花木

庭木としても親しまれている春の花木

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蘇芳色は、やや紫みを帯びた落ち着いた赤色で、古くから染料として用いられてきました。
ハナズオウの花色も、この蘇芳色に近い紅紫色をしていることから、「花蘇芳(ハナズオウ)」という名前がつけられたとされています。

日本の伝統色 蘇芳色(すおういろ)

日本の伝統色 蘇芳色(すおういろ)

ハナズオウの利用

公園や庭園、住宅の庭などで広く植えられています。
遠くからも赤紫の花がよく映える、印象に残る花木です。

公園の植栽に利用されるハナズオウ

公園の植栽に利用されるハナズオウ

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サクラほど一斉に咲き誇るタイプではありませんが、少し落ち着いた色合いで、春の風景に変化をつけてくれる存在です。

春の景色を彩る花木

春の景色を彩る花木 – ハナズオウ

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海外では「レッドバッド(Redbud)」の名でも親しまれています。

ハナズオウの基本情報

花名:ハナズオウ(花蘇芳)
科名:マメ科
属名:ハナズオウ属
別名:スオウバナ(蘇芳花)、スオウギ(蘇芳木)
学名:Cercis chinensis
英名:Chinese Redbud
花期:3月~5月
花色:赤、桃
花言葉:質素

ハナズオウの仲間

マメ科の植物たちはこちら。

参考:

「美しい日本の伝統色」 濱田 信義 編集 青人社 2021.11.24
「花しらべ花認識/花検索」アプリ




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