猿でも滑る!?サルスベリの由来と100日咲き続ける花
Summer
空高く咲き誇る花姿が美しい百日紅
サルスベリは、7月から9月にかけて見られる夏の花です。涼しげな花姿が特徴的で、特に公園や川沿いでよく見かけます。
サルスベリの特徴
サルスベリは、フリルのような花びらが密集し、ふわふわとした花穂が特徴です。
枝が長く伸び、垂れた先に花がゆらゆらと咲き誇る姿は非常に豪華で見応えがあります。
花の色は白やピンク、赤、薄紫などがあり、夏〜初秋の散歩道に彩りを添えます。
サルスベリの由来
「サルスベリ」という名前は、幹がツルツルしていて猿でも登れないことから名付けられました。
中国が起源とされており、中国では「猿の木」とも呼ばれているそうです。
観察していると、サルスベリの幹は季節ごとに表情を変えます。春には白っぽい色合いが目立ちますが、秋が近づくと徐々に茶色に変わり、季節の移ろいを感じさせます。
100日間花が咲くサルスベリ
サルスベリの別名「百日紅(ヒャクジツコウ)」は、その名の通り、約100日間も花が咲き続けることに由来します。
1つの花は1〜3日ほどしか持ちませんが、次々と新しい花が咲くため、長い間咲き誇っているように見えるのです。
花後の様子
花が終わると、サルスベリにはたくさんの実がつきます。この実はやがて黒くなり、種を落として新たなサルスベリが育っていきます。
うぁー、こんなにたくさん実がつくんだね。
川沿いで見つけた小さなサルスベリ
大きな木として知られるサルスベリですが、こぼれ種から育ったと思われる小さなサルスベリが、川沿いで元気に咲いているのを見つけました。このように、小さなサルスベリも環境に適応して成長していく様子は、自然の力強さを感じさせてくれます。
サルスベリの基本情報
花名:サルスベリ(猿滑)
科名:ミソハギ科
属名:サルスベリ属
別名:ヒャクジツコウ(百日紅)
学名:Lagerstroemia indica
英名:Crape myrtle
花期:7月~9月
花色:白、紫、赤、ピンク
花言葉:雄弁、愛嬌
サルスベリの仲間
- ザクロ
- ハナザクロ
- ミソハギ
- ヒシ
- メキシコハナヤナギ
参考:『花しらべ花認識/花検索』アプリ