オオベニウツギ(大紅空木)|色が変わる花と斑入り葉の魅力

Nature
春から初夏にかけて咲くスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木、オオベニウツギ(大紅空木)は、花色の移ろいと斑入りの葉が魅力的な植物です。庭木としても人気があり、公園や散歩道でもよく見かけます。
オオベニウツギの特徴
咲き始めは明るいピンク色で、時間が経つにつれて白へと変化します。ひと枝の中でピンクと白が混ざり合い、自然なグラデーションが楽しめます。

オオベニウツギ(大紅空木)- Weigela
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このように咲き進むにつれて色が変わる花は、同じ仲間のハコネウツギやタニウツギにも見られます。
花期は4月~6月。初夏の庭を彩る低木として、他の花木(コデマリやシャクナゲなど)とも相性が良いです。
花のない季節も彩る斑入りの葉
オオベニウツギの中には、葉にクリーム色の斑が入る品種もあります。花がない季節でも明るい雰囲気を演出し、庭のアクセントとして一年中楽しめます。

オオベニウツギ(大紅空木)- Weigela
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斑入り植物の魅力は、日差しの下で葉色がいっそう映えること。特に朝日や夕日の光を受けた斑入り葉は、花に負けない存在感があります。
オオベニウツギの基本情報

オオベニウツギ(大紅空木)- Weigela
花名:オオベニウツギ(大紅空木)
科名:スイカズラ科
属名:タニウツギ属
別名:オオタニウツギ
学名:Weigela florida
英名:Weigela
花期:4月~6月
花色:白、赤、ピンク
花言葉:
オオベニウツギの仲間
- ウコンウツギ
- キバナウツギ
- タニウツギ
- ハコネウツギ
- アベリア
- ウグイスカズラ
- カノコソウ
- スイカズラ
- マツムシソウ
- ハスカップ
参考:花しらべアプリ
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オオベニウツギと同じく、花色が変わるウツギはこちら。
・タニウツギ。山間部や渓谷を彩る赤やピンクの花。

タニウツギ(谷空木)は、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で、春から初夏にかけて山間部や渓谷を鮮やかに彩ります。赤やピンクの花を枝いっぱいに咲かせる姿は、山里の季節の風物詩です。
タニウツギの特徴
花は先が広がった筒状で、紅色から淡...
・ハコネウツギ。海沿いに多く花色が変わる初夏の花。

ハコネウツギ(箱根空木)は、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で、初夏の庭や海岸沿いを彩る花木です。
咲き進むにつれて花色が変化し、ひと枝の中で白・ピンク・赤が混ざり合う姿が特徴です。
ハコネウツギの特徴
花は筒状で、咲き始めは白...
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いろいろなウツギはこちらでも紹介しています。

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