ネコノヒゲ(クミスクチン)|薬草として親しまれる白い花

Autumn
6月〜10月にかけて見られる、夏から秋の花です。
白いおしべとめしべが猫のヒゲのように長く伸びる姿から「ネコノヒゲ」と呼ばれています。
ネコノヒゲの特徴
白い小花が穂状に集まり、優雅に伸びる長いおしべとめしべが印象的です。

ネコノヒゲ(猫のひげ)- Cat’s Whiskers
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英語では「Cat’s Whiskers(猫のひげ)」と呼ばれ、その姿に由来しています。
ネコノヒゲは蜜源植物
ネコノヒゲの花には蝶やホウジャクがよく訪れ、蜜を吸う姿を見ることができます。夏の庭先で小さな生態系を感じさせてくれる植物です。

ネコノヒゲの蜜を吸うホウジャク
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沖縄ではこの時期、庭先や畑のそばなど、あちこちでネコノヒゲが咲き誇る姿を見ることができます。
草丈もぐんぐんと伸び、1mを超えるほど大きく育つことも珍しくありません。

ネコノヒゲの蜜を吸うホウジャク
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沖縄ではクミスクチンとして知られるハーブ
ネコノヒゲの別名は「クミスクチン」で、沖縄では三大薬草の一つとしてよく知られています。
葉には利尿作用があり、肝機能を高める効果があります。
他にも、高血圧予防や抗ウィルス効果が期待されています。

ネコノヒゲ(猫のひげ)- Cat’s Whiskers
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沖縄三大薬草 – クミスクチン茶、ウコン茶、 グァバ茶
ネコノヒゲの基本情報
花名:ネコノヒゲ(猫のひげ)
科名:シソ科
属名:ネコノヒゲ属
別名:キャッツウィスカー、クミスクチン
学名:Orthosiphon aristatus
英名:Cat’s whiskers
花期:5月~10月
花色:白、青、紫、ピンク
花言葉:進歩
ネコノヒゲの仲間
- アメジストセージ
- イングリッシュラベンダー
- ウォールジャーマンダー
- エルサレムセージ
- オレガノ
- クサギ
- ゲンペイカズラ
- アジュガ
- パゴダフラワー
- サルビア
- カクノトラノオ
- ラベンダーセージ
参考:『花しらべ花認識/花検索』アプリ
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