ハス(蓮)|夏の池に咲く清らかな花
/ Last updated: 2026.07.06

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夏の池を彩るハスの花
6月下旬から8月にかけて見頃を迎えるハス(蓮)。
大きく広がる葉が水面を覆い、その間からすっと伸びる花は、白や淡いピンクが涼やかです。
つぼみがふくらみ、早朝に開き、午後には閉じる――そんな一日のリズムも、夏の朝にぴったりの風景です。

青々とした大きな葉に、白が映える蓮池
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ピンクが映える蓮池
泥の中から咲く清らかさ
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉があるように、泥に根を張りながらも清らかに咲く姿は、古くから仏教において悟りや清浄の象徴とされてきました。
泥の中でも凛と咲く花姿と、大きく広がる葉には、落ち着いた美しさがあります。

芽生え始めた清らかな心を思わせるつぼみ
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つぼみは清らかな心、花が開いた姿は悟りを象徴すると言われています。
また、中央にある花托(かたく)も悟りを象徴するとされ、蓮の花全体は仏像の台座(蓮華座)のモチーフにもなっています。

その思いが少しずつ形になっていくような、開きかけの花
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早朝がいちばん美しい時間
ハスの花は早朝に開き、7〜9時ごろに最も美しいピークを迎え、11時ごろには閉じ始めます。
朝のうちに訪れると、開いたばかりの花を楽しめます。

黄金色の花托が輝く、満開の蓮
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午前10時半くらいには開き切っているものもあります。
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泥の中にあっても清らかさを失わず、朝の光に凛と咲くハス。
夏を代表する水辺の花として、多くの人に親しまれています。
古代ハスで知られるオオガハス(大賀蓮)
2000年以上前の古代の種子が発芽して咲いたことで知られるオオガハス(大賀蓮)。
千葉公園の蓮池では、発掘調査を行った植物学者・大賀一郎博士が見つけた種子から発芽したことにちなみ、この名で呼ばれています。

堂々とした大きな花を咲かせるオオガハス(大賀蓮)
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以前出会ったオオガハスの第一印象は、今まで知っていたハスからは想像できない大きさでした。
茎は成人の肩ほどまで伸び、花も大人の顔ほどの大きさです。
淡いピンク色の花びらが陽の光を浴びて凛と咲くその姿には、古代の種子が今も花を咲かせていることに、ロマンを感じたのを覚えています。
ハスの実と花托
花が散ると、中央にある花托が大きく育ち、その中で実が成熟していきます。
シャワーヘッドのような独特の形をしており、ハスを代表する姿のひとつです。
穴の一つひとつに種子が入っています。

シャワーヘッドのような形をしたハスの花托
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地下茎はレンコン
ハスの地下には横へ伸びる地下茎があり、私たちが「レンコン」として食べている部分です。
穴が開いた特徴的な形は、水中でも空気を運ぶための仕組みのひとつです。
花だけでなく、実や地下茎まで暮らしや文化に深く関わっていることも、ハスならではの魅力です。
ハスとスイレンの見分け方
ハスとスイレンは、どちらも水辺で見られるよく似た花ですが、葉の形や花の咲き方などに違いがあります。
見分け方については、こちらの記事で写真とともにまとめています。
ハスの基本情報
花名:ハス(蓮)
科名:ハス科
属名:ハス属
別名:ハチス
学名:Nelumbo nucifera
英名:Sacred lotus
花期:6月~8月
花色:白、赤、ピンク
花言葉:神聖、清らかな心、雄弁、沈着
ハスの仲間
- オオガハス
<参考>
『新版 水の妖精 スイレンとハスの世界』 赤沼敏春・宮川浩一 著 エムピージェー 2010.7.16
『花しらべ花認識/花検索』
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