エドヒガン(江戸彼岸)の特徴とソメイヨシノとのつながり

Nature
エドヒガン(江戸彼岸)は、日本に自生するサクラの一種で、古木として知られる桜の多くがこの品種と言われています。
樹齢1,000年を超える個体も存在し、長寿の桜として知られています。
Contents
エドヒガンの特徴
エドヒガンは、一般的に葉より先に花が咲くことが特徴とされています。
ただし、咲き進むにつれて徐々に葉も展開するため、見頃の時期によっては花と葉が同時に見られることもあります。
※この記事の写真は、花がある程度咲き進んだ時期に撮影したもので、葉も少し出始めています。
花の付け根がふっくらひょうたん型

エドヒガン – 花の付け根部分がふっくらとひょうたん型
木の幹に縦のスジ
樹皮には縦方向の筋が見られ、幹に沿ってスジが走っています。

エドヒガン- 木の幹には縦のスジがある
葉は細くギザギザ
こちらはエドヒガンの新緑。先は細くギザギザです。

エドヒガンの葉
生息地
川沿いの斜面に生息しているが特徴です。
ソメイヨシノの片親
エドヒガンは、私たちがよく見かける「ソメイヨシノ」の「交配親」として知られています。
ソメイヨシノは「エドヒガン」と「オオシマザクラ」から生まれた園芸品種です。

エドヒガン(江戸彼岸)- 大阪市長居植物園にて
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日本の桜といえば、やはりソメイヨシノ(染井吉野)。
人々に最も馴染みのある桜の代表品種として、全国各地で親しまれています。
ソメイヨシノの特徴
交配親から受け継いだ性質
ソメイヨシノは「エドヒガン(江戸彼岸)」と「オオシマザクラ(大島桜)」の交配種として知られています。...

オオシマザクラは、3月〜4月にかけて咲く、白や薄いピンクの花をつける野生種の桜です。
「オオシマ」という名前は、伊豆大島に広く自生していることに由来しています。
また、栽培品種の交配親としてもよく知られています。
オオシマザクラの特徴
花の色のついて
咲きはじ...
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おわりに(エドヒガンを初めて見た時の印象)

エドヒガン(江戸彼岸) – 大阪市長居植物園
エドヒガンは野生種ということもあって、もっと力強くて大きな花を咲かせる桜だと、勝手に想像していました。
でも先日、桜を見に訪れた植物園で出会ったエドヒガンは、想像とはまったく違って、小ぶりで繊細な印象でした。
その小さくて儚い雰囲気は、大きな花を咲かせるオオシマザクラとは対照的で、ソメイヨシノの「はかなさ」は、もしかするとこのエドヒガンから受け継がれたものなのかもしれない、と感じました。