エノコログサの名前の由来とは?風に揺れる愛らしい野草
Autumn
今日の散歩道で見つけたエノコログサ。
朝露をまとったその姿は、まるで柔らかな猫のしっぽのようです。
エノコログサ
夏から秋にかけて道端で自生する、小さな野草。
道端やあぜ道にそっと佇む姿は、どこか懐かしく、優しい気持ちにさせてくれます。
風に揺れるその穂は、季節の移ろいをそっと教えてくれます。
エノコログサの名前の由来
「猫じゃらし」として親しまれることが多いエノコログサですが、その名前の由来は「犬っころ」にあるそうです。ふわふわとした穂が子犬のしっぽに似ていることから、こう呼ばれるようになったとか。
漢字では「狗尾草」と書きますが、「狗(いぬ)」はその名の通り「犬」を意味します。昔の人々は、この草のふわふわとした穂を、小さな犬のしっぽに見立てていたのでしょう。
英語では「Foxtail grass(キツネのしっぽ草)」と呼ばれ、どの国でもふわふわの姿が小さな動物のしっぽを連想させるようです。
ふと足元に目を向けたとき、そよ風に揺れるエノコログサに出会えるかもしれません。
エノコログサの基本情報
花名:エノコログサ(狗尾草)
科名:イネ科
属名:エノコログサ属
別名:ネコジャラシ(猫じゃらし)
学名:Setaria viridis
英名:Green foxtail, Green bristlegrass
花期:7月~11月
花色:白、黄、緑
花言葉:遊び
エノコログサの仲間
- コバンソウ
- コムギ
- ススキ
- トウモロコシ
- パンパングラス
- ヒメコバンソウ
- ラグラス
参考:『花しらべ花認識/花検索』アプリ