ハマナス(浜茄子)|海岸に咲く日本の原種バラと赤い実

ハマナス(浜茄子)
Spring

ハマナス(浜茄子)は、海岸の砂地などに自生するバラ科バラ属の落葉低木です。
初夏から夏にかけてピンク色の花を咲かせ、花が終わると丸い実をつけます。

日本に自生する原種バラの一つで、バラの育種にも利用されてきました。

今回は、ハマナスの花や葉、実の特徴、名前の由来、バラの育種との関わりについてまとめました。



ハマナスの特徴

花には5枚の花びらがあり、中央には多数の黄色い雄しべがあります。
葉は複数の小葉からなる羽状複葉で、葉脈に沿って表面に細かなしわが見られます。

ピンク色の花と黄色い雄しべ、表面にしわのある葉が見えるハマナス

黄色い雄しべと、表面にしわのある葉が特徴のハマナス

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花色は濃いピンク色から赤紫色のものが見られ、白い花を咲かせるものもあります。

ピンク色のハマナス

ピンク色のハマナス

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白いハマナス

白いハマナス

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また枝には多くのトゲがあるのも特徴です。

ハマナスの実(ローズヒップ)

ハマナスは花が終わると丸い実をつけ、熟すにつれて緑色からオレンジ色、赤色へと変化していきます。

緑色の実をつけたハマナス

緑色のハマナスの実

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緑色からオレンジ、赤へと熟していくハマナスの実(ローズヒップ)

緑色からオレンジ、赤へと色づくハマナスの実

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赤く色づいたハマナスの実

赤く色づいたハマナスの実

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花の付け根にあった部分がふくらんだもので、一般に「ローズヒップ」と呼ばれている部分です。
ハマナスの実にはビタミンCが含まれ、ジャムやお茶などに利用されることもあります。

ノイバラの小さな実とは異なり、ハマナスでは丸く大きな実が目立ちます。



「ハマナス」という名前の由来

「ハマナス」は漢字で「浜茄子」と書かれます。

「浜」は海岸に生えることに由来します。
「ナス」については、赤い実を梨に見立てて「ハマナシ(浜梨)」と呼ばれていたものが、しだいに「ハマナス」へ変化したという説があります。

北海道の海岸沿いに原生するハマナスの花

北海道の海岸沿いに原生するハマナスの花

バラの育種に利用されてきたハマナス

ハマナスの学名は Rosa rugosa といいます。
rugosa(ルゴサ)には「しわのある」という意味があり、ハマナスの葉の表面に見られる特徴的なしわを表しています。

ハマナスは、バラの育種にも利用されてきた原種の一つです。
その性質を受け継いだバラは、「ハイブリッド・ルゴサ(Hybrid Rugosa)」と呼ばれる系統として知られています。

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ハマナスの基本情報

花名:ハマナス(浜茄子)
科名:バラ科
属名:バラ属
別名:ハマナシ(浜梨)
学名:Rosa rugosa
英名:Japanese rose
花期:5月~8月
花色:白、赤、ピンク
花言葉:見映えのよさ

ハマナスの仲間

バラ科の仲間にはこのような植物があります。

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・ハマナスに出会った知床の旅についてはこちらでも紹介しています。




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