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ハマナスと北海道:自然と文化に触れる旅(網走・知床エリア)

ハマナスの花
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北海道の広大な自然の中で、特に海岸沿いに自生する野生のバラ「ハマナス(Rosa rugosa)」。

この美しいバラは、北海道を象徴する花のひとつでもあり、地元の文化や観光にも深く関わっています。今回は、ハマナスにまつわる北海道の風景や文化を巡るお出かけスポットをご紹介します。

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網走の「小清水原生花園」でハマナスを満喫

ハマナスの群生が見られる観光スポットとして有名なのが、網走にある「小清水原生花園(こしみずげんせいかえん)」です。

レトロな駅舎の原生花園駅

レトロな駅舎の原生花園駅

このレトロな駅舎は、JR原生花園駅で、毎年5月1日から10月31日までの間のみ営業される臨時駅です。

オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた約8キロメートルにも及ぶ細長い砂丘には、5月から9月にかけて、ハマナスをはじめ約200種類もの花々が咲き誇ります。

小清水原生花園(こしみずげんせいかえん)

小清水原生花園(こしみずげんせいかえん)

特に夏の見頃の時期には、色とりどりの花々を楽しみに多くの観光客が訪れます。

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筆者が訪れたのは10月初旬。園内には遊歩道が整備されており、咲き残ったハマナスの花や、赤く熟した大きなローズヒップを眺めながら、のんびりと散策を楽しむことができました。

小清水原生花園の遊歩道

小清水原生花園の遊歩道

海岸沿いに原生する浜なすの花 (10月初旬)

海岸沿いに原生する浜なすの花 (10月初旬)

遊歩道沿い ハマナスのローズヒップ

遊歩道沿い ハマナスのローズヒップ

濤沸湖(とうふつこ)側で放牧されている馬たち

濤沸湖(とうふつこ)側で放牧されている馬たち

「知床旅情」とハマナス

ハマナスと言えば、「知床旅情」という歌を思い浮かべる方もいるでしょう。森繁久彌さんが作詞・作曲し、加藤登紀子さんが歌って大ヒットしたこの曲は、知床の自然美とともに多くの人々に愛されています。

羅臼町のしおかぜ公園

羅臼町のしおかぜ公園

知床半島の羅臼町(らうすちょう)の「しおかぜ公園」には、森繁久彌さんの銅像とともにこの歌の歌碑があります。公園は高台になっており、羅臼港とオホーツク海が見渡すことができます。

森繁久彌(もりしげ・ひさや)氏の銅像

森繁久彌(もりしげ・ひさや)氏の銅像

歌詞には「浜なすの咲く頃」という一節があり、北海道の美しい自然が詠まれています。知床の雄大な景色と、ハマナスが咲き誇る季節に、この歌を聞きながら自然に浸るひとときは、特別な体験になることでしょう。

知床旅情の歌碑(羅臼町)

「知床旅情」の歌碑(羅臼町しおかぜ公園)

北海道土産のパッケージデザインに描かれるハマナスの花

今回の旅で気づいたのは、北海道を代表するお土産のパッケージに描かれている花々の中に、ハマナスが含まれていることです。北海道の自然を象徴するさまざまな花がデザインされていますが、その中でも鮮やかなピンク色のハマナスの花がひときわ目を引きます。

例えば、北海道の名菓「六花亭」のパッケージには、ハマナスを含む多くの北海道の花々が描かれており、豊かな自然を感じさせます。

六花亭のパッケージにデザインされているハマナスの花

六花亭のパッケージにデザインされているハマナスの花

また、知床エリアの土産である「知床風時間」のパッケージにも、ハマナスの花が美しくデザインされています。こうしたデザインを通して、ハマナスが北海道の花としてどれほど深く根付いているかを感じます。

知床土産のパッケージにデザインされたハマナスの花

知床土産のパッケージにデザインされたハマナスの花

北海道の「花」に指定されているハマナス。
これらのパッケージを手に取るたびに、北海道の地に力強く咲くハマナスを思い出すことができそうです。

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これまで、ハマナスは植物園でしか見たことがなかったのですが、北海道の網走・知床エリアを訪ねた際、道端の至る所に咲くハマナスの花がとても印象的でした。自然の中でこんなに自由に咲くハマナスを目にし、今回ハマナスにまつわる場所を紹介させていただきました。

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