世羅高原 花の森 秋ローズと花のガーデンを訪ねて
世羅高原農場とは?
世羅高原(せらこうげん)は、広島県の中東部に位置する美しい高原地域です。
世羅町に広がるこの高原は、標高約350~500メートルのなだらかな山々に囲まれ、四季折々の自然の美しさを堪能できる場所として知られています。広島市から車で約1時間半、尾道市からは約1時間の距離にあり、観光や自然散策を楽しむ人々にとって人気のスポットです。
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世羅高原には「世羅高原農場」、「花夢の里」、「花の森」、「世羅ふじ園」といった4つのエリアがあり、四季を通じてさまざまな花々を楽しむことができます。
今回訪れたのは「世羅高原 花の森」。秋ローズと花のガーデンをご紹介します。
雲のように広がるコスモス畑
入園して最初に目に飛び込んできたのは、秋空の下に広がる純白のコスモス畑でした。ちょうど見頃を迎えたコスモスが、青空を背景に美しく映え、まるで雲のように一面に広がっています。その光景に、訪れる人々の顔には自然と笑顔がこぼれます。
コスモス畑のショート動画(15秒)は《こちら》
園内のフォトスポットでは、多くの人たちが思い思いにカメラを構え、心に残るひとときを楽しんでいる姿が印象的でした。
こちらは「カップケーキコスモス」と呼ばれる園芸品種で、その名の通りカップケーキのような可愛らしい形をしています。初めて見る品種だったので夢中になって写真を撮りました。
近くで撮影を楽しむカメラマンたちの中からは、「このコスモス、アングルを間違えると目玉焼きに見えちゃうね」なんて、微笑ましい会話が聞こえてきて私もほっこりしました。
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風にそよぐ秋のローズたち
次にご紹介するのは、世羅高原のローズガーデン。ここは「空に一番近いローズガーデン」とも言われ、その名にふさわしい美しい景色が広がります。
小道の両側には色とりどりのイングリッシュローズが咲き誇り、やわらかな秋風にそよぐその姿がとても優雅です。
ちょうど見頃を迎えた秋のバラたちは、鮮やかなピンクやオレンジ、クリーム色の花をつけ、訪れる人々を優しく包み込んでくれているようです。
こちらはエリザベス2世の第一王女にちなんで名付けられたプリンセス・アン。品種名は、石に手書きで刻まれており、自然と調和した演出がこの場所の魅力を引き立てています。
「咲きわいローズエリア」では、約50品種のイングリッシュローズを楽しむことができ、色とりどりの花々が秋風にそよぐ様子は圧巻です。ところどころに設置されたガゼボ(あずまや)は、バラの美しさを眺めながらひと休みするのに最適なスポットとなっていました。
秋色に染まった宿根草エリア
イングリッシュローズの魅力をさらに引き立てていたのは、秋色に染まった宿根草たちです。
澄んだ青空の下で、さまざまな色彩の草花が秋風に揺れ、心地よい風景を作り出しています。
宿根草エリアには、シュウメイギクやサルビア、カシワバアジサイが咲き、彩りを添えています。中でも背の高いパンパスグラスは、風を受けてやさしくなびき、その白い穂が空に向かって伸びていました。こんなに背の高いパンパスグラスを見たのは初めてで、その存在感に圧倒されました。
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秋の花々と風景が心を癒してくれた世羅高原のガーデン散策も、今回はここまで。まだまだ伝えたい魅力がたくさん詰まっていますので、次回の更新もどうぞお楽しみに。
ガーデンを車で訪れる際の注意点
これから初めて訪れる方は、以下の点にご注意ください。
グーグルマップやカーナビを利用して目的地に「花の森」を指定した場合、狭い山道などのルートを指示されることがあります。「花の森」は「世羅高原農場」からお車で5分程度の位置にあります。目的地を「世羅高原農場」に設定し、途中に設置された「花の森」への案内看板に従って進んでください。
– 世羅高原 公式ページより引用: 花の森へのアクセス 2024.10.20
私も後で公式ページを確認して気がついたのですが、私の場合はカーナビで「住所」を目的地に設定して、非常に狭い山道を通るルートで案内されました。まるで「ポツンと一軒家」に出てくるような山道で、ドギドキしながら運転したのを思い出しました。
車で行かれる方は、カーナビなどの設定にはどうぞご注意ください。
ガーデンの基本情報
施設名 : そらの花畑 世羅高原 花の森
公式URL: https://sera.ne.jp/hm/
住所 : 広島県世羅郡世羅町大字別迫1124-11
詳細につきましては、公式ページよりご確認ください。