ザクロ(石榴)|朱色の花と宝石のような果実

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朱色の花が可憐なザクロ
6月〜9月にかけて鮮やかな朱色の花を咲かせ、10月〜11月には赤く熟した果実をつけるザクロ(石榴)。
夏の庭を彩る花木であり、秋には可愛らしい実を楽しめる果樹として、古くから親しまれてきました。
ザクロの特徴
花の特徴
ザクロの花は直径5cmほどで、鮮やかな朱色をしています。
花弁には厚みがあり、一重咲きはすっきりとした形、八重咲きはより華やかで観賞価値があります。
初夏から夏にかけて咲く花は、強い日差しによく映える存在です。

ザクロ(柘榴)- pomegranate
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実の特徴
秋になると果実が色づき、果皮は赤から黄褐色に熟していきます。

ザクロの実
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ザクロの実
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中には赤い透明感のある果肉(仮種皮)が詰まっており、食用としても利用されます。
果汁は酸味があり、ジュースや料理、シロップなどに活用されます。
ザクロと文化のかかわり
ザクロは果実の中に多くの種を持つことから、古くから「多産」「繁栄」「豊穣」の象徴とされてきました。
日本では縁起のよい果実として文様や工芸品に取り入れられ、西洋ではギリシャ神話やキリスト教美術に登場し、再生や永遠の命を表す果実として描かれています。

ザクロの実と深紅色の種子
出典:lisa870 / Adobe Stock
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日本におけるザクロ
ザクロは果実の中に多くの種を持つことから、古くから「多産」「繁栄」「豊穣」の象徴とされてきました。
日本でも縁起のよい果実とされ、文様や工芸品のモチーフとして取り入れられています。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。

西洋におけるザクロ
西洋でもザクロは特別な果実とされ、古代から多くの神話や宗教に登場します。
ギリシャ神話では「ペルセポネとザクロ」が季節をめぐる物語として伝えられ、キリスト教の宗教画では「聖母子とザクロ」として再生や永遠の命を象徴するモチーフに描かれてきました。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。

ザクロの基本情報
花名:ザクロ(石榴)
科名:ミソハギ科
属名:ザクロ属
別名:
学名:Punica granatum
英名:Pomegranate
花期:6月~9月
花色:赤/ピンク/オレンジ
花言葉:優美、希望
ザクロの仲間
- ハナザクロ
- サルスベリ
- ミソハギ
参考:『花しらべ花認識/花検索』アプリ