ヒドリガモの魅力:可愛い歩行姿と意外な特徴
今年の冬は、寒くなるのが遅かったせいか、渡り鳥のお気に入り「ツグミちゃん」を全く見かけませんが、ヒドリガモに出会うことができました。
近所にはオスとメス合わせて20羽弱を観察することができました。
ヒドリガモの識別法:赤い頭を持つ緋鳥鴨
ヒドリガモとは、ユーラシア大陸から越冬のために日本へ来る冬鳥です。
頭が赤っぽいところから緋色の字が当てられ、緋鳥鴨(ヒドリガモ)と呼ばれているようです。
参考書籍によると体長約49cmで、カラスくらいの大きさのようですが、私が実際に見たヒドリカモはハトより少しい大きいかなという印象です。
ヒドリガモの魅力的な特徴:オスとメスの比較
ヒドリガモは、オスとメスの見た目がかなり異なりますので、分けて紹介します。
《オス》
・頭は赤茶で、真ん中にクリーム色の線が入っている。
・胸は頭よりは薄めの赤茶。
・体は遠くから見るとグレーっぽく見える。
・体は白くてこげ茶の細かい波線のような模様。
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さらに、羽の内側には白と緑のラインが入っています。
また、羽を広げると鱗模様も。
素敵なデザインの衣装を身にまとった鳥だと感じます。
《メス》
・オスとは全然異なり、全体的に茶褐色。
・頭は茶色。
・体は茶褐色でキジバトのような模様。
これは個人的な見解ですが、メスの方はオスに比べて頭の毛が少しクセ毛っぽく見えます。
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パッと見、メスは識別しづらい鳥なので、私はまずはじめにオスから探して、その近くからメスを探すと結構見つけやすいと感じています。
陸地でのヒドリガモ:日常の行動と観察ポイント
これは、陸地での様子。1羽だけちょこんと草地に佇んでいました。
ちょっと近づくと、ヒドリガモもちょっと移動する感じで、それほど強い警戒心はなさそうでした。
ヒドリガモのほっこり動画
ヒドリガモの動画をご覧になりたい方は《こちら 》。
歩く姿が可愛いのでぜひご覧ください。
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参考:「散歩で楽しむ野鳥の本」 大橋弘一+Naturally 山と渓谷社 2008.11.5