まるで絵本の世界のような長居植物園のバラ園 – 春のバラとクレマチスの魅力

春バラの季節がやってきました。
今回は、以前訪れた大阪市東住吉区にある「長居植物園のバラ園」をご紹介します。
つるバラとクレマチスが咲きそろう、まるで絵本のような風景です。
Contents
園内の魅力ポイント〜つる植物がつくる絵本のような風景〜
春の見どころは、一斉に咲き誇るつるバラと、つる性植物の女王・クレマチスの共演です。

クレマチス(手前)とつるバラ(奥) 2023.05撮影
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世界バラ会議で選出された殿堂入りバラ
エントランスを飾るのは、世界バラ会議(World Rose Convention)で殿堂入りを果たしたバラたちです。
ちょうど今年(2025年)、広島県での開催が予定されているこの国際会議。その過去の受賞品種たちが、回廊の入り口で出迎えてくれます。
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世界バラ会議で選出された殿堂入りバラのリスト – 2023.05撮影

世界バラ会議で選出された殿堂入りのバラたち

世界バラ会議で選出された殿堂入りのバラたち
※「世界バラ会議」と「殿堂入りバラ」については、記事の最後に関連記事を紹介しています。
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豊富な種類のクレマチス
もうひとつ注目したいのは、豊富な種類のクレマチス。
ジャックマニー系やビチセラ系など、小輪から大輪まで、さまざまな品種が見られます。これだけまとまって咲いている風景は、長居植物園ならではのものかもしれません。
- ネグス – Negus
- ビルド・リヨン – ‘Ville de Lyon’

コンテス・ド・ブショウ – ‘Comtesse de bouchaud’

アルバ・ラグジュリアンス – ‘Alba Luxuriant’

プリンス・チャールズ – ‘Prince Charles’
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ここに注目!おすすめの鑑賞スポット
春の見どころとしてぜひ訪れてほしいのが、「バラとクレマチスの回廊(Rose Corridor)」です。
入り口を彩るパーゴラと白いベンチ
パーゴラのエントランスでは、世界バラ会議で殿堂入りを果たした淡いピンクの「ニュードーン」と、華やかな彩りを放つ「パレード」などが絡まり合い、それぞれの美しさが引き立て合っています。

バラとクレマチスの回廊(Rose Corridor)2023.05撮影
入り口には白いベンチが置かれ、のんびり園内の花を眺めるのにもぴったりな場所です。
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つるバラのトンネルを歩く
さあ、回廊に入ってみましょう。
木製のパーゴラを彩るのは、色とりどりのつるバラとクレマチス。
やわらかな光のなかで、花々がふんわりと頭上を包みこみます。

長居植物園バラ園(Nagai Botanical Garden – Rose Garden)2023.05撮影
右を見ても左を見ても美しいバラやクレマチスたちが咲き誇っています。
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長居植物園バラ園(Nagai Botanical Garden – Rose Garden)2023.05撮影

長居植物園バラ園(Nagai Botanical Garden – Rose Garden)2023.05撮影
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長居植物園バラ園(Nagai Botanical Garden – Rose Garden)2023.05撮影

長居植物園バラ園(Nagai Botanical Garden – Rose Garden)2023.05撮影
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バラのカラーパレット
色とりどりのバラが調和する景色の中で、自分の好きな配色を探しながら歩くのも、また楽しい時間です。

長居植物園バラ園(Nagai Botanical Garden – Rose Garden) 2023.05撮影
遠くに見るバラ回廊
少し離れた場所から回廊を振り返ると、まるで絵本の一場面のようです。

春の長居植物園 バラ園
ベンチでくつろぐ人々やゆっくり歩く姿が、花と自然にすっと溶け込んでいます。
おわりに
花の季節は、毎年同じようでいて、少しずつ違います。
今年の回廊は、どんな景色を見せてくれるでしょうか。
まだまだ伝えきれていない魅力が、長居植物園のバラ園にはたくさんあります。
また次の機会に、あらためてご紹介できればと思います。
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ガーデンの基本情報
名称:長居植物園(バラ園)
住所:大阪市東住吉区長居公園1-23
アクセス:地下鉄御堂筋線「長居」駅より徒歩約10分
開園時間:3月〜10月 9:30~17:00 / 11月〜2月 9:30~16:30
休園日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/28〜1/4)
入園料:有料(詳細は公式サイトにてご確認ください。)
駐車場:あり(有料)
公式サイト:https://botanical-garden.nagai-park.jp
※この記事は、関連サイト「Azure Garden」の自然を楽しむブログより移行・再編集したものです。
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回廊の入り口で出会える殿堂入りバラたち。
その背景にある「世界バラ会議」と歴代の名花については、こちらの記事でまとめています。