春バラのボーダーガーデン | びわ湖大津館イングリッシュガーデンを訪ねて

今回は滋賀県大津市にある『びわ湖大津館(旧琵琶湖ホテル)』のイングリッシュガーデンの春バラシーズンの様子をご紹介します。以前、秋に訪れた景色をご紹介しましたが、初めて訪れた春の景色は季節の花々が咲き誇り、まるで絵画のような景色が広がっていました。
Contents
びわ湖大津舘の庭園について
『びわ湖大津館(旧琵琶湖ホテル)』は、1934年に外国人観光客を迎えるために建てられた、歴史ある国際観光ホテルです。
現在は、大津市が管理する文化施設として、多目的ホールや会議室、レストラン&カフェなどが整備され、地域に親しまれています。

春の花に溢れるイングリッシュガーデンのエントランス
———- ———-
湖畔に広がるイングリッシュガーデンは、5つのテーマエリアに分かれていて、それぞれ異なる雰囲気の庭を楽しめるのが特徴です。
今回はその中から、「春のボーダーガーデンの風景」をご紹介します。
———- ———-
ボーダーガーデン
ボーダーガーデンは、手前に低めの草花、奥に向かって徐々に背の高い植物が配置されており、立体感のある景観が楽しめます。
このエリアでは、オールドローズとつるバラを中心とした植栽が見どころです。
数年前の秋に訪れたときは、レンガの壁にわずかにバラが残っている程度でしたが、今回は、春にしか見られないオールドローズやつるバラが見事に咲き誇り、壁面を彩るように華やかな風景が広がっていました。
壁面を彩るバラたち
こちらのレンガの壁を彩るのは、春にだけ咲くつるバラ、ピエール・ドゥ・ロンサール。
世界バラ会議で殿堂入りを果たしたこの品種は、この季節ならではの華やかな景色をつくり出していました。

春のボーダーガーデンに咲き誇るつるバラ。
———- ———-
アイボリー色のエンジェルのレリーフが、咲きこぼれるつるバラの美しさをいっそう引き立てていました。
こうしたガーデンアイテムとの出会いも、ガーデン巡りの楽しみのひとつです。

つるバラとガーデンレリーフ。
———- ———-

壁面いっぱいに咲き誇るつるバラ
———- ———-

こちらの壁面からも、バラがあふれるように咲きこぼれています。
———- ———-
つるバラのアーチ
つるバラのアーチにも見事に咲いていて人気のフォトスポットになっていました。

青空に映えるつるバラのアーチ
———- ———-
バラとともに季節を彩る植物たち
ここでは、イングリッシュガーデンならではの、バラと調和する植物たちをご紹介します。
やわらかな草花や、印象的なフォルムの植物が、庭の景色に豊かな表情を添えていました。

バラと宿根草がつくる春の一角。
———- ———-
オルレイヤ、シモツケソウ、ヤグルマギクなどの優しい雰囲気の花々がボーダーガーデンを彩っています。

ボーダーガーデンに咲き誇るバラと宿根草。
———- ———-

一重で房咲きのバレリーナも満開で、ちょうど見頃を迎えていました。
———- ———-

足元には、こんな大きなシャクヤクが顔を出していました。
———- ———-

シモツケソウ – ゴールドフレーム この黄金色の葉は、秋になると紅葉するそうです。
———- ———-

可愛らしく咲いているのはブラックベリーの花です。
———- ———-
景観にメリハリを与える植物たち
ボーダーガーデンのアクセントになっていた植物たちをいくつかご紹介します。

オールドローズとリュウゼツラン
———- ———-
オルレイヤ、シモツケソウ、ヤグルマギクなどの優しい雰囲気の花々に、ワイルドなリュウゼツランがいいアクセントになっています。

リュウゼツランのシャープなシルエットが、周囲のやさしい草花を引き立てています。
———- ———-
こちらはまるで煙のような、ふわふわとした花姿が印象的なスモークツリー。
赤みを帯びた葉の色が、ボーダーガーデンの景観に豊かな表情を加えています。

異なる質感をもつスモークツリーが、風景に奥行きを生んでいます。
春バラの季節は、びわ湖大津館イングリッシュガーデンが一層華やかになり、訪れる人々を魅了していました。

ボーダーガーデンの風景
———- ———-
次回はグラベルガーデンを紹介したいと思います。
よい1日を
びわ湖大津館イングリッシュガーデンの基本情報
施設名 : びわ湖大津館イングリッシュガーデン
住 所 : 滋賀県大津市柳が崎5−35
公式URL:https://www.biwako-otsukan.jp/englishgarden.html
詳細は上記URLにて最新情報をご確認ください。
————— —————
※この記事は、関連サイト「Azure Garden」の自然を楽しむブログより移行・再編集したものです。(2025.5.2)