黄色のクチバシで夫婦仲良くヒナの餌を探すムクドリ
ムクドリは国内では年中見ることができる留鳥
ムクドリは留鳥で、日本では年中見ることができます。
私の近所の公園では、よく芝生の上をお尻ふりふり、てくてくと歩いています。
ちょっと丸めのフォルムで、ふりふり歩く姿がとても可愛らしいので、見かけた時はつい観察してしまいます。
ムクドリは「ものさしどり」のメンバー
ムクドリは、1年中見られる鳥ということで「 ものさしどり」の1羽として知られています。
「ものさし鳥」の4メンバーと大きさの関係
スズメ < ムクドリ < キジバト < ハシブトガラス
ムクドリの特徴
「ものさしどり」の代表なので、まずは体長からご紹介!
ムクドリの体長は約24cmです。
黒っぽいからだに黄色いクチバシが特徴です。
目から頬にかけて白斑が入っていて、頭部の黒みが濃いのがオス、薄いのがメスだそうです。
草地をてくてく歩いてミミズなどを探しています。個人的な印象は飛んでる姿よりも芝生を歩いてる頻度が高いです。
ムクドリは大群で飛ぶ
ヒヨドリが単体で飛ぶのに対して、ムクドリは群れを作って飛ぶのがよく観察されるのだそうです。
大きな群れを見かけたらムクドリかもしれません。私はまだカメラに納めたことがないので今後も観察を継続中です。
見どころのポイント
大群で飛ぶので、糞害のネガティブな面もあり、今年は大きなニュースになっていました。
野鳥観察で、被害に遭わないようお気をつけください。
夫婦で仲良く子育て
繁殖期には夫婦で子育てをするようで、ヒナのためにペアで餌を探すムクドリ。
そのことを知ってから、良く観察してみると確かに2羽でいるのをよく見かけます。
たまに、1羽でいると「あれ?今日はひとりで餌探し?」と思って近くを見ると、ほとんどの確率で近くにもう1羽いるので、やっぱり仲良しだなとほっこりします。
いつも夫婦仲良く器用にミミズを突いています。
《参考》
「トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ」2018.9.8 監修・執筆 川上和人 三上かつら 川嶋隆義 西東社
「自然散策が楽しくなる! 見わけ聞きわけ 野鳥図鑑」 2018.3.26 監修写真 叶内拓哉 池田書店