タニウツギ(谷空木)|山野を彩る初夏の花

タニウツギ(谷空木)は、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で、春から初夏にかけて山間部や渓谷を鮮やかに彩ります。赤やピンクの花を枝いっぱいに咲かせる姿は、山里の季節の風物詩です。
タニウツギの特徴
花は先が広がった筒状で、紅色から淡いピンクまで幅があります。品種や環境によって色の濃淡が異なり、群生すると山肌を明るく染め上げます。

タニウツギ(谷空木)- Japanese weigela
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花色の変化はオオベニウツギやハコネウツギほど顕著ではありませんが、開花初期の鮮やかさから次第に色が淡くなっていく様子が見られます。
名前の由来と咲く場所
名前の「谷」は、主に谷間や渓谷に自生することに由来します。北海道から九州まで広く分布し、特に山間部の川沿いや斜面に多く見られます。

タニウツギ(谷空木)- Japanese weigela
丈夫で寒さにも強く、その美しい色合いから、公園や道路沿いの植え込みや庭木として親しまれています。

タニウツギ(谷空木)- Japanese weigela
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枝ぶりがしなやかで花つきも良く、里山の景観を象徴する花木のひとつです。

タニウツギ(谷空木)- Japanese weigela
タニウツギの基本情報
花名:タニウツギ(谷空木)
科名:スイカズラ科
属名:タニウツギ属
学名:Weigela hortensis
英名:Japanese Weigela
別名:ベニウツギ(紅空木)
花期:5月~6月
花色:赤、ピンク
花言葉:、豊麗、情熱
原産地:日本
タニウツギの仲間・近縁種
タニウツギはウツギ類の一種で、仲間には以下の花木があります。
オオベニウツギ(大紅空木)
ハコネウツギ(箱根空木)
ウコンウツギ
キバナウツギ
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花色が変わるウツギの仲間はこちら。
・オオベニウツギ。ピンクから白へ移ろう姿が魅力の春の花木です。

・ハコネウツギ。海沿いに多く、白・ピンク・赤と変わる花色が楽しめます。

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いろいろなウツギはこちらでも紹介しています。

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