【植物に学ぶ日本文化】千利休が好んで生けた花 – ナツツバキ(夏椿)

Nature
6月〜7月にかけて見られる白い初夏の花です。
ナツツバキは一日花なので、朝に開花して夜に落花します。
儚い美しさを持つ花です。
『ナツツバキ』は千利休が好んで生けた花の一つ
千利休が好んで生けたと言われる『利休七選花(りきゅうななせんか)』で知られています。

ナツツバキの花
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ナツツバキの蕾
利休七選花とは
利休七選花とは
千利休がお茶会のときに、特に好んで生けたと言われる茶花
- シロワビスケ 白侘助
- オオヤマレンゲ 大山蓮華
- マルバノキ 丸葉の木
- ナツツバキ 夏椿
- ヤマボウシ 山法師
- ハクウンボク 白雲木
- ムシカリ 虫狩
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ナツツバキは、静かな初夏の訪れを知らせてくれる花。
毎年この花を見るたびに、「今年もこの季節が来たな」と、心がすっと整うような気がします。
何気ないけれど、心に残る。そんな日本らしい花のひとつです。
ナツツバキの基本情報
花名:ナツツバキ(夏椿)
科名:ツバキ科
属名:ナツツバキ属
別名:シャラノキ(沙羅樹)
学名:Stewart pseudocamellia
英名:Japanese stewartia
花期:6月~7月
花色:白
花言葉:愛らしさ
ナツツバキの仲間
- ヒメシャラ
- ヒコサンヒメシャラ
- オトメツバキ
- カンツバキ
- サザンカ
- ツバキ
- チャノキ
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