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バードウォッチングに知っていると便利な「ものさしどり」

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冬の訪れと共に、木々の葉が散り、普段は見え隠れしている野鳥たちが姿を現し始めます。同時に、越冬のために冬鳥たちが姿を見せる時期でもあります。

葉の落ちた冬の木々に鳥たちが姿を見せてくれます

葉の落ちた冬の木々に鳥たちが姿を見せてくれます

ものさしどりとは

ものさしどり」とは、その名の通り、鳥の大きさを測るための目安となる鳥たちを指します。

「ものさしどり」のメンバーは、誰もが知っている鳥で、全国的に分布している鳥たちから選ばれています。

ものさし鳥」のメンバーと大きさの関係
スズメ < ムクドリ < キジバト < ハシブトガラス

・スズメ = 約12cm
・ムクドリ = 約24cm
・キジバト = 約33cm
・ハシブトカラス =約50cm

ものさしどりの4メンバー紹介

代表的なものさしどりは以下の4羽です。

ものさしどりを知るメリット

自分が調べ物をする際や、野鳥について人に情報を伝える際「ものさしどり」は便利です。
私の活用法を2種類ご紹介します。

逆引き変換ツール

新しい鳥に出会って、調べ物をしているときに、「体長〇〇cm」と見ても、当初はピンときませんでした。
このものさしどりのそれぞれの「体長」を知ることによって、今では「逆引き変換ツール」のように使っています。

使用例

ツグミの体長 24cm

という新情報があったとすると、

事前に知っているものさしどりの

スズメ =約12cm
ムクドリ = 24cm    サイズが近い
キジバト = 約33cm
ハシブトカラス = 約50cm

という情報があることによって、ツグミはムクドリくらいのサイズなんだな、というように自分が理解しやすい情報に変換するために使っています。

もし、ムクドリを知らない場合でも、スズメよりは大きくてハトよりは小さいというような応用もできるよね。

鳥の特徴を人に伝えやすい

私には「鳥の師匠」がいます。

正直なところ、私自身が鳥について深く語れるわけではありませんが、その方はカメラが趣味で公園を熟知している、まさに「鳥博士」のような人物です。

何か分からないことがある時は、もちろん図鑑などで調べるのですが、生きた情報も得たいので師匠に尋ねに行きます。

その際に、ものさしどりは、自分が知らない鳥の名前を聞くことに役立っています。
また、師匠は名前を教えてくれるだけでなく、その鳥の出没エリアや、今はこんな鳥が来ているよ、など付随する情報も教えてくれるので、散歩の楽しみも自然と増えました。

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これは、無理に「鳥専門用語」を使おうというススメではなく、鳥の話に関わらず、人に何かを伝えるときは誰でも知っている言葉に置き換えることの大切さを、自分自身に気づかせてくれました。特に自分が好きなことになると、忘れがちなので、まだまだ修行中です。

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