【花とアート】②画家の名前を冠したバラと楽しむ名画 – 後期印象派
/ Last updated: 2025.10.31

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全3回に分けて紹介しております「画家の名前を冠したバラと楽しむ名画」シリーズでは、私がこれまでに出会った「ペインターシリーズ」の美しいバラと合わせてその画家の特徴と代表作を紹介しています。
第2回の今回は、「後期印象派」の画家を紹介します。
画家の名前を冠したバラの特徴
画家の名前を持つバラの特徴は、キャンバスに絵の具が飛び散ったような絞り模様が特徴です。
フランスの育種家「デルバール社」や「メイアン社」などの品種に見られます。
・色味の強さや配色のバランス
・絞り模様の入り方
・花の中心の色や咲き方
今回もバラの花を絵画のように展示していますので、ギャラリーをどうぞお楽しみください♪
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Contents
19世紀末のパリを描いた画家 ロートレック(1864-1901)
19世紀末のフランス画家ロートレックは、パリのナイトライフ、演劇、カフェ文化をテーマにした作品で知られています。
彼の代表作には《洗濯女》や《ムーラン・ルージュにて、踊り》があり、舞台裏の世界も描きました。
ロートレックはキャバレー「ムーラン ルージュ」の広告ポスターアートで名を馳せ、その作品は鮮やかな色彩と独自のスタイルが特徴です。
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《バラ》トゥールーズ ロートレック – Rosa Toulouse-Lautrec
フランスメイアン社のバラです。
初めてこの爽やかなレモンイエローと白の絞り模様が輝くバラを見たとき、ロートレックが「小さな宝石」と呼ばれ、大切に育てられた幼少期の話を思い出しました。
ロートレックは「超」が付くほどの名門貴族に生まれながらも、病を抱えて生きた画家です。
そんな彼の人生と、ひときわ明るく咲くこのバラとの対比が、どこかせつなく印象的です。

バラ – トゥールーズ・ロートレック(Toulouse Lautrec)
品種名:トゥールーズ ロートレック
英名: Rosa Toulouse-Lautrec
作出国:フランス
作出者:メイアン
作出年:1993年
系統:ハイブリッドティ(HT)
開花時期:四季咲き
花形:ロゼット咲き
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《代表作》ディヴァン・ジャポネ(Divan Japonais)
ポストカードなどでもよく見かける有名な一枚。
キャバレー「ムーラン・ルージュ」は「赤い風車小屋」という意味で、今もモンマルトル地区の観光名所として親しまれています。
ロートレックは、こうしたナイトスポットの世界をポスターアートとして描き、当時のパリの空気を鮮やかに伝えました。
代表作には、《ディヴァン・ジャポネ》(1893年)や《アンバサダー》(1892年)などがあります。
日本の浮世絵からも影響を受けたといわれるそのスタイルは、今なお多くの人々を魅了しています。

DivanーJaponais
‘Divan Japonais’, 1893 by Henri de Toulouse-Lautrec. Image via Art Institute of Chicago
画家名:アンリ ド トゥールーズ ロートレック
英名: Henri de Toulouse-Lautrec
(名前に de が付くのは貴族を表す)
国籍:フランス
生年月日:1864年11月24日
没年月日:1901年9月9日
表現形式:絵画、イラストレーション、版画
ムーブメント:後期印象派
デンマーク出身の印象派の画家 カミーユ ピサロ(1830-1903)
ピサロは印象派の中で最年長の画家であり、穏やかで誠実な人柄からグループの精神的支柱とされていました。田舎や農村、街角など、日常の風景を静かに見つめるようなまなざしで描き、温かみのある作風が特徴です。
印象派で唯一「前期」と「後期」の両方に深く関わった画家であり、セザンヌやゴッホなど次世代の芸術家たちにも大きな影響を与えました。
晩年には視力の衰えから、都市のホテルやアパルトマンの窓から見下ろす構図で街の風景を描くようになり、その変化もまたピサロの画業の一部を物語っています。
—— カミーユ・ピサロ
この言葉からも、ピサロの人柄が伝わってくるように思います。
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《バラ》カミーユ ピサロ – Camille Pissarro
フランスデルバール社の『ペインターシリーズ』
赤の絞りが映える中に、やわらかなトーンが共存する花姿は、穏やかで誠実な人柄として知られるピサロに、内に秘めた情熱のようなものを感じさせてくれます。
もちろん、花にそうした意図があるわけではありませんが、名前をきっかけに想像を巡らせながら眺めるのも、またひとつの楽しみです。

バラ – カミーユ・ピサロ(Camille Pissarro)
品種名:カミーユ ピサロ
英名: Camille Pissarro
作出国:フランス
作出者:デルバール
作出年:1996年
系統:フロリバンダ(F)
開花時期:四季咲き
花形:丸弁高芯咲き
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《代表作》アーブル広場、パリ(The Place du Havre, Paris)
代表作には《モンマルトルの大通り》《エルミタージュの丘》《エラニーの干し草積み》などがありますが、都会と自然の両方を描いた《アーブル広場、パリ》は、晩年のピサロの視点をよく表した作品のひとつです。
ホテルの窓から見下ろす構図で描かれたこの絵には、都市のざわめきと光の移ろい、そして画家が生涯を通して追い続けた穏やかなまなざしがにじんでいます。

The Place du Havre, Paris
‘The Place du Havre, Paris’, 1893 by Camille Pissarro. Image via Art Institute of Chicago
画家名:カミーユ ピサロ
英名: Camille Pissarro
国籍:フランス
生年月日:1830年7月10日
没年月日:1903年11月13日(享年73歳)
表現形式:絵画(油彩、版画、ガッシュ画)
ムーブメント:印象派、新印象派
おわりに|次回予告
それぞれの画家の名前を持つバラをきっかけに、その人物に思いを馳せ、名画とのつながりを探してみるのもひとつの楽しみ方です。
名画とともに味わう “ペインターシリーズ” のバラたち――
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次回は、「野獣派(フォービズム)」と「パリ派(エコール・ド・パリ)」で活躍した画家の名前を冠したバラと、その名画をご紹介します。
印象派の画家、モネとドガのバラはこちら
※この記事は、関連サイト「Azure Garden」の自然を楽しむブログより移行・再編集したものです。(2025.8.7)
































