シロヤマブキ(白山吹)の特徴|花・葉・実、それぞれの個性を楽しむ

シロヤマブキ(白山吹)-White kerria
Nature

4月〜5月にかけて見られる真っ白な花、シロヤマブキ。
近所の公園でもちょうど見頃を迎え、モンシロチョウが飛んでいるかのように、ひらひらとした花姿が目を引きます。

庭園でもよく植えられている樹木として知られています。

シロヤマブキの特徴

白い小花をふわりと咲かせるシロヤマブキ。
見た目はとてもシンプルですが、よく見ると、いくつか特徴があります。

花びらは4枚

花びらは4枚つくのが特徴です。
ヤマブキ(山吹)とよく比較されますが、ヤマブキの花びらは5枚なのですぐ見分けがつきます。

白い花びらが広がって咲く姿は、まるでひらひらと舞う蝶のようです。

シロヤマブキ(白山吹)(4枚の白い花びら)– White kerria

シロヤマブキ(白山吹)(4枚の白い花びら)– White kerria

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シロヤマブキの葉

シロヤマブキの葉っぱにも注目です。
葉っぱにも個性があり、葉脈がくっきりと凹んでいるのが特徴です。
葉の縁には細かいギザギザ(鋸歯)があり、光に透かすと、葉脈の模様が美しく浮かび上がります。

シロヤマブキの葉(葉脈がくっきり、縁には細かいギザギザ) – White kerria

シロヤマブキの葉(葉脈がくっきり、縁には細かいギザギザ) – White kerria

黒い実が4つ

花の季節が過ぎると、シロヤマブキはつやのある黒い実を4つ実らせます。
実が4つ集まってつく様子は、まるで小さな黒真珠のようです。

シロヤマブキの鮮やかな黒い実

シロヤマブキの鮮やかな黒い実

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シロヤマブキの鮮やかな黒い実

シロヤマブキの鮮やかな黒い実

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シロヤマブキは、4枚の白い花びら、くっきりとした葉脈の葉、そして艶やかな黒い実と、ひとつひとつに豊かな個性を持っています。
あまり大きくならない低木で、一般的に高さは1〜2メートルほど。
その美しさと素朴な風情から、庭木として親しまれ、四季の移ろいを静かに彩ってくれます。

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シロヤマブキの基本情報

シロヤマブキ(白山吹)-White kerria

シロヤマブキ(白山吹)-White kerria


花名:シロヤマブキ(白山吹)
科名:バラ科
属名:シロヤマブキ属
別名:
学名:Rhodotypos scandens
英名:White kerria
花期:4月~5月
花色:白
花言葉:純粋、清らかさ

シロヤマブキの仲間

  • バラ
  • サクラ
  • ボケ
  • アーモンド
  • ユキヤナギ
  • リキュウバイ
  • リンゴ
  • ワイルドストロベリー
  • など

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