日本近辺でしか見られないヒヨドリ
Wildlife
このボサボサ君をご存知でしょうか?
この時期になるとセンダンの実を突いているヒヨドリを紹介します。
ヒヨドリとは
かつては越冬のため渡来する冬鳥だったようですが、今では通年見られるようになりました。
ヒヨドリの特徴
ボサボサ頭に赤茶のほっぺがトレードマークです。
体調は、約28cm。ハトよりはやや小さめです。羽を開くと約40cmくらいになるようです。
灰褐色で、尾は長く体はスリム。三段跳びのように飛んでいるのをよく見かけます。
このような特徴的な飛び方を、バウンディングフライト(波状飛行)と言うんだよ。
ヒヨドリ以外にも、セキレイなどがこのような飛び方をするよ。
そう言われてみると、確かにバウンドしているように上下しながら飛んでいるのが特徴的です。
声は大きめで、正直、かなりうるさめです。
やはり調べてみると、ちょっと騒がしいと言われることも多いようです。
海外のバードウォッチャーからは人気者
日本近辺でしか見られないため海外のバードウォッチャーからは注目されているようです。
とにかく食いしん坊のヒヨドリ
椿や桜、梅など花の蜜が大好きです。また、木の実も食べます。
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春には、桜に顔を突っ込んで密を吸っている様子をよく見かけます。
ある時には、ボランティアで手入れをしている花壇の葉牡丹まで突かれてしまいました。
秋になるとセンダンの実や柿を突いています。とにかくなんでも食べているイメージです。
平安時代では人気者
平安時代の貴族の間ではヒヨドリの飼育が盛んだったようです。
「ひよどりあわせ」という催しが御所で開催され、美しい泣き声を競わせていたのだそうです。
私の中では、ヒヨドリはアオサギに並ぶくらいに、うるさい鳥という認識ですが、この時代にはヒヨドリの鳴き声が美しいと感じられていたのですね。
ヒヨドリの動画
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