デルフィニウム|青のグラデーションが美しい初夏の花
/ Last updated: 2025.10.29
デルフィニウム(オオヒエンソウ)は、初夏に涼しげな青い花を咲かせる多年草です。
花壇の背景を彩る背の高い草花として、イングリッシュガーデンでもよく用いられています。
Contents
デルフィニウムの特徴
上に向かってまっすぐに伸びる花穂に、小さな花がいくつも連なって咲くのが特徴です。
花色は、淡い空色から濃い青紫までさまざまで、青のグラデーションが楽しめる花として人気があります。
一見、花びらのように見える部分は、実は「萼(がく)」にあたります。
本来の花びらは目立たず、萼が主役のような構造は、キンポウゲ科の植物に多く見られる特徴です。

デルフィニウムの花と萼
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イングリッシュガーデンの定番
デルフィニウムは草丈が高く、花壇の後方や背景に配置されることが多い草花です。
縦のラインを強調できるため、庭に奥行きや立体感をもたらします。

イングリッシュガーデンの定番 – デルフィニウム
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また、イングリッシュガーデンで多く用いられる理由のひとつに、花色の豊富さと調和のとれた存在感があります。
特に青系の品種は、バラや宿根草との相性が良く、植栽全体に爽やかさを添えてくれます。
名前の由来は「イルカ」から
デルフィニウムの名は、つぼみの形がイルカに似ていることに由来すると言われています。
学名の Delphinium は、ギリシャ語の「delphis(イルカ)」にちなむもので、花がまだ開いていないときの姿が、海を泳ぐイルカのように見えることから名づけられたそうです。
こうした視点で花を眺めてみると、また違った面白さが感じられます。

イルカに似ていると言われるデルフィニウムの蕾
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オオヒエンソウという名前の由来
「大飛燕草(オオヒエンソウ)」という和名は、花のかたちが空を飛ぶツバメ(燕)に似ていることに由来しています。
デルフィニウムの花には、後ろに細く突き出た「距(きょ)」と呼ばれる部分があります。
この部分がツバメの尾羽のように見えることから、「飛ぶ燕のような花=飛燕草」と名づけられました。
英名ではイルカ、和名ではツバメ。
見立ての違いを知ることで、花の魅力がまたひとつ広がる気がします。
デルフィニウムとラークスパーの違い
同じような青い花として知られる「ラークスパー(コンソリダ属)」は、デルフィニウムとは別属に分類される植物です。
どちらもキンポウゲ科に属しますが、葉の形や草姿に違いがあります。
ラークスパーの葉は細かく裂けて糸状になっており、ふわっとした繊細な印象を与えるのが特徴です。

ラクスパー(Larkspur)

ラークスパーの葉は糸状で繊細
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一方、デルフィニウムは切れ込みが浅めの掌状葉が多く、全体的にしっかりとした印象を与えます。

デルフィニウムの葉は掌状に切れ込みがある
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多年草が多いデルフィニウムに対して、ラークスパーは一年草として扱われることが多いのも違いのひとつです。
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萼(がく)が花びらに見える花はこちら。
苞(ほう)が花びらに見える花はこちら。
デルフィニウムの基本情報
花名:デルフィニウム
科名:キンポウゲ科
属名:デルフィニウム属
別名:オオヒエンソウ(大飛燕草)
学名:Delphinium
英名:Delphinium
花期:4月~6月
花色:白、青、紫、黄、赤、ピンク
花言葉:変わりやすい、高貴(青)
デルフィニウムの仲間
- アネモネ
- オキナグサ
- オダマキ
- クリスマスローズ
- クレマチス
- シュウメイギク
- ラナンキュラス
参考:『花しらべ花認識/花検索』アプリ




















