ヤマボウシ(山法師)|初夏を告げる花木

ヤマボウシ(山法師)
Nature

ヤマボウシは、5月下旬から7月ごろにかけて白い花(のように見える苞)を咲かせる落葉樹です。
すっとした立ち姿と、涼しげな白い花が特徴で、自然の中でひっそりと咲く姿に心が和みます。

ヤマボウシの特徴

花に見える白い部分は「(ほう)」で、中心に小さな花が集まっています。
清楚な印象ながら、よく見ると整った四枚の苞が十字型に開き、星のようにも見えます。

樹形はやや横に広がる傘状で、全体に穏やかで上品な雰囲気。
初夏の光の中で風に揺れる様子が、とても涼やかです。

また、秋には赤い実をつけ、葉は紅葉するので、四季を通じて楽しめる木でもあります。

ヤマボウシとよく似たハナミズキ

ヤマボウシはハナミズキとよく似ており、見間違えることもあります。
咲く時期や苞の形、葉の付き方に違いがあるので、気になる方はこちらの記事もご参考に。



茶花としてのヤマボウシ

ヤマボウシについて調べていくうちに、「利休七選花(りきゅうななせんか)」という言葉を知りました。
これは、千利休が茶席で好んで生けたとされる七種の花のこと。
そのひとつに、ヤマボウシも含まれているのだそうです。

自然の中にあるままの美しさを茶室に取り入れるということに、どこか共感するものを感じました。

ヤマボウシ(山法師)- Japanese Dogwood

ヤマボウシ(山法師)- Japanese Dogwood

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利休七選花とは

利休七選花」とは、千利休が特に好んで生けたと伝えられる茶花のこと。

  1. シロワビスケ 白侘助 
  2. オオヤマレンゲ 大山蓮華
  3. マルバノキ 丸葉の木
  4. ナツツバキ 夏椿
  5. ヤマボウシ 山法師
  6. ハクウンボク 白雲木
  7. ムシカリ 虫狩

山野に咲くような、素朴で控えめな植物が選ばれています。

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ヤマボウシもそのひとつで、初夏の山の空気をそのまま映したような佇まいが魅力です。
花の形や色合いだけでなく、どこか静けさを湛えた雰囲気が、茶室の空気とよく合うのだと思います。

※まだ写真が撮れていない花もありますが、また出会えたときに、少しずつ追加していけたらと思っています。



ヤマボウシの基本情報

花名:ヤマボウシ(山法師)
科名:ミズキ科
属名:ミズキ属
別名:ヤマグワ(山桑)
学名:Cornus kousa ssp. kousa
英名:Kousa dogwood, Japanese dogwood
花期:5月~7月
花色:白
花言葉:友情、永続性

ヤマボウシの仲間

  • クマノミズキ
  • サンシュ
  • シラタマミズキ
  • セイヨウミズキ
  • ハナミズキ
  • ベニヤマボウシ
  • ミズキ

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利休七選花に選ばれている「ナツツバキ(夏椿)」については、こちらで紹介しています。

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