キジバト – 縞々の襟元がチャームポイント

Nature
キジバトの特徴
キジバトは、一般的なドバト(カワラバト)よりも一回り小さく、全長約33cm。
ふっくらとした体に、柔らかい茶色を基調とした羽毛をまとっています。うろこ状の黒褐色の模様があり、この模様が「キジ(雉)」に似ていることから「キジバト」と名付けられました。また、首元の縞々模様がチャームポイントで、この模様がキジバトを見分ける特徴の一つになっています。
いつもペアで仲良しのキジバト
キジバトは、つがい(ペア)で行動することが多いです。
私の散歩道では仲睦まじく寄り添って歩いたり、並んで枝にとまっている姿をよく見かけます。

いつも仲良しのキジバト
先日はサザンカの木の下に仲良く休んでいるキジバトを見かけました。もしかしたら卵を温めていたかもしれません。

サザンカの下でまったり中のキジバト
キジバトは「ものさしどり」のメンバー
キジバトは、全国的に1年中見られる鳥ということで「 ものさしどり」として知られています。
「ものさしどり」とは、鳥の大きさを表現する時に目安にする鳥のことを言うんだよ。1年中見られる鳥で全国的に分布している鳥がものさしどりなんだよ。

「ものさしどり」の代表なので、確認のためもう一度、体長をご紹介。
キジバトの体長は約33cmです。
「ものさし鳥」のメンバーと大きさの関係
スズメ< ムクドリ < キジバト < ハシブトガラス
・スズメ = 約12cm
・ムクドリ = 約24cm
・キジバト = 約33cm
・ハシブトカラス =約50cm
・ムクドリ = 約24cm
・キジバト = 約33cm
・ハシブトカラス =約50cm
《参考》
・「トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ」2018.9.8 監修・執筆 川上和人 三上かつら 川嶋隆義 西東社
・「自然散策が楽しくなる! 見わけ聞きわけ 野鳥図鑑」 2018.3.26 監修写真 叶内拓哉 池田書店