冬に出会った桜 ― ジュウガツザクラ(十月桜)
/ Last updated: 2026.01.26
桜といえば春を象徴する花――そう認識している方は多いでしょう。
しかし、冬の静かな季節に、思いがけず桜と出会うことがあります。
今回ご紹介するのは、ジュウガツザクラ(十月桜)。
春の華やかさとは異なる、控えめで凛とした美しさを持つ桜です。
ジュウガツザクラ(十月桜)とは
✿ ジュウガツザクラの特徴
ジュウガツザクラ(十月桜)は、10月頃から翌春にかけて、断続的に花を咲かせる桜です。
春に一斉に咲く桜とは異なり、少しずつ花をつけるのが特徴です。
花は小ぶりで、色も淡く、白に近い薄いピンク。

控えめな咲き姿のジュウガツザクラ(十月桜)- 2026.1.18 大阪市にて
冬の落ち着いた景色の中では、その控えめさがかえって印象に残ります。
・花の大きさ:小ぶり
・花色:淡いピンク〜白に近い色合い

ジュウガツザクラ(十月桜)- 2026.1.18 大阪市内にて
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冬枯れの景色の中に現れるその花姿は、春の桜とはまったく異なる趣を持っています。
✿ 春に見たジュウガツザクラとの違い
同じジュウガツザクラでも、春に見る姿とは印象が少し違います。
春は周囲の木々も芽吹き、全体にやわらかさがありますが、冬は背景がすっきりしている分、花そのものが際立って見えた気がします。

ジュウガツザクラ(十月桜)- 2026.1.18 大阪市にて
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春まで次々に咲くからかたくさんの蕾もスタンバイしています。

ジュウガツザクラの花と蕾
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こちらは、昨年の春に撮影した様子。

ジュウガツザクラ(十月桜)- 2025.4.7 大阪市内にて
✿ 桜の近くで出会ったシジュウカラ
桜の写真を撮っていると、どこからか澄んだ鳴き声が聞こえてきました。
枝に止まっていたのは、黒と白のはっきりした模様が特徴的な、シジュウカラでした。
まだ蕾さえつかないソメイヨシノの枝に止まっていたシジュウカラも、印象に残る出会いでした。

近くのまだ咲かないソメイヨシノに止まるシジュウカラ
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近くのまだ咲かないソメイヨシノに止まるシジュウカラ
✿ おわりに
この季節にジュウガツザクラを見たのは、今回が初めてでした。
紅葉の季節が終わる頃から、ひっそりと咲いていたのかもしれません。
周りの木々が休む中で、静かな華やかさを感じました。
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