はんなり野鳥との出会い 〜白川の清流に映えるセグロセキレイ〜

京都で美術展に行った帰り道、三条通白川橋から風情ある街並みを歩いていると、ふと目に留まったのは、川底まで見通せるほど透き通った流れ。

三条通り白川にて
水底の小石まではっきりと見えるほど透明で、やわらかな陽の光を受けて、川面がきらきらと輝いていました。
その美しさに思わず足を止め、しばらく眺めていると、一羽の小鳥を発見——。

白川の澄んだ流れに映えるセグロセキレイ
————— —————
白黒の羽が映える、はんなり野鳥
いつも見かけるハクセキレイにしては、なんだか黒っぽいな…。
よく観察すると——もしかして、セグロセキレイ?!
私にとっては初めての出会い。
白と黒のコントラストが美しく、京都の風景にもよく馴染む、どこか気品のある佇まい。

白川を歩くセグロセキレイ
小さな体で川の浅瀬をすっと歩く姿は、どこかスマートで洗練された印象。

清流を歩くセグロセキレイ
白川の透明な流れに清流を歩くセグロセキレイ。その美しい光景に心奪われ、時間を忘れてしまいそうです。
振り向くと…なかなかのイケメンくん
カメラを向けていると振り向いてくれたセグロセキレイ。
よく見るとなかなかのイケメンくんです。笑

よく見るとちょっと上目遣いでこちらを見ているセグロセキレイ
しつこくカメラを向ける私に、ちょっと迷惑そうな顔をしながらも、「しょうがない、1枚くらい撮らせてあげるよ」とでも言いたげな表情。
空を舞う姿も優雅なセグロセキレイ
羽を広げると、思いのほか白く見えます。
黒の印象が強かっただけに、その鮮やかなコントラストにちょっと驚きました。

飛ぶとツバメのように見えるセグロセキレイ
セグロセキレイの動画
この美しい《はんなりセグロセキレイの動画 》もぜひご覧ください。
———- ———-
白川の清流沿い、砂底まで透き通る美しい川のほとりで出会ったセグロセキレイ。
気品ある佇まいと可愛らしい仕草が、この散歩の何よりの思い出になりました。
————— —————
そういえば、この通りに入ったところには、会員制のカフェ『時忘舎(JIBOHSHA)』という看板がありました。

時忘舎(JIBOHSHA)
白川のせせらぎと、優雅に歩くセグロセキレイを眺めていると、“時を忘れる”という言葉がまさにぴったりの散歩道だったなぁと、ふと心に響きます。
どうぞ今日もよい一日を。
———- ———-