【植物に学ぶ日本文化】山茶始開(つばきはじめてひらく)|サザンカが告げる冬のはじまり
/ Last updated: 2026.04.09

「山茶始開(つばきはじめてひらく)」は、日本の季節の暦「七十二候(しちじゅうにこう)」のひとつです。
立冬の初候、11月7日〜11日頃にあたります。
この時期に咲き始める花として知られているのが、サザンカ(山茶花)です。
Contents
山茶始開とは
「山茶始開」は、文字通り「山茶(つばき)がはじめて開く」という意味を持つ言葉です。
ただし、ここでいう「山茶」はツバキではなく、実際にはサザンカのことを指すとされています。
サザンカはツバキよりも早く、秋から初冬にかけて花を咲かせるためです。

サザンカ(山茶花)
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古くから人々は、こうした植物の変化をもとに季節の移ろいを感じ取り、暦の中に取り入れてきました。
冬の訪れを感じる花
サザンカは、冬のはじまりを感じさせる花のひとつです。
赤や白の花が寒い時期に咲く姿は、落ち着いた季節の中にやわらかな彩りを添えてくれます。
公園や街路樹、生け垣など、身近な場所でも見られるため、日常の中で季節の変化に気づかせてくれる存在でもあります。

咲き始めのサザンカ(山茶花)
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季節とともに暮らす
日本の文化は、長い歴史と自然への深い尊敬から育まれてきました。
「山茶始開(つばきはじめてひらく)」は、植物から学ぶ日本の文化を象徴する和暦であり、季節の変化を通じて豊かさや感受性を表現しています。
日々の中で何気なく目にしている植物も、少し意識してみると、季節の移ろいを教えてくれる存在になります。
近年では、日本の季節も少しずつ変わりつつあるように感じますが、こうした言葉や、その背景にある文化は、これからも大切にしていきたいと思います。
参考:「日本の四季と花鳥風月を愛でる 365日、暮らしのこよみ」 井上象英 株式会社 学研プラス 2021.2.9
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