ジュウガツザクラ(十月桜)とエドヒガンのつながり|秋にも咲く可憐な桜の特徴とは?
/ Last updated: 2026.01.23
Autumn
秋から春にかけて咲くコヒガンの中で、八重咲きのものがジュウガツザクラ(十月桜)に分類されています。
✿ ジュウガツザクラの特徴
萼筒(がくとう)が太いつぼ型
ジュウガツザクラの萼筒は、ふっくらとした壺のような形が特徴的です。花を支える部分が厚みを持っています。

萼筒(がくとう)が太いつぼ型 – ジュウガツザクラ
雌しべは長く突き出ている
もう一つの特徴は、雌しべが花の中央から長く突き出ていることです。

雌しべが長く突き出る – ジュウガツザクラ
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十月に咲く桜(返り咲き)
ジュウガツザクラは、その名の通り10月ごろから開花を始める珍しい桜で、春と秋の年2回、花を咲かせる「返り咲き品種」として知られています。

ジュウガツザクラ(十月桜)- Jugatsuzakura cherry tree 2025.04上旬 大阪市内にて撮影
この記事の写真は、春に咲いたジュウガツザクラの様子です。
私はまだこの品種の秋の姿を見たことがありませんが、今度の秋に観察できたら、また写真をアップしたいと思います。
✿ ジュウガツザクラとエドヒガンの繋がり
ジュウガツザクラは、「マメザクラ(豆桜)」と「エドヒガン(江戸彼岸)」を交配親に持つ桜です。
この繊細な柔らかい雰囲気はエドヒガンから来ていると感じます。

ジュウガツザクラ(十月桜)- Jugatsuzakura cherry tree
参考:
『桜の雑学事典』 2007.3.10 日本実業出版社 井筒清次
『日本の桜』 2009.3.24 日本写真印刷株式会社 勝木俊雄
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樹齢1,000年を超える個体も存在し、長寿の桜として知られています。
エドヒガンの特徴
小型の花が集まって咲く
...
・冬に出会ったジュウガツザクラについてはこちら。
桜といえば春を象徴する花――そう認識している方は多いでしょう。
しかし、冬の静かな季節に、思いがけず桜と出会うことがあります。
今回ご紹介するのは、ジュウガツザクラ(十月桜)。
春の華やかさとは異なる、控えめで凛とした美しさを持つ...
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