ヒメオドリコソウ(姫踊子草)|春の足元を彩る小さな野草
/ Last updated: 2026.04.26

ヒメオドリコソウは、春になると道ばたや公園のすみで見かけるシソ科の野草です。
気づかないほど小さな花ですが、群れて咲く様子はやわらかな春の風景をつくります。
足元に目を向けると広がっている身近な存在でありながら、よく見ると特徴的な葉や花のつき方をしているのも印象的です。
ヒメオドリコソウの特徴
ヒメオドリコソウは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本では春の野草として広く見られます。
草丈は10〜30cmほどで、やや角ばった茎を伸ばしながら群れて生えることが多い植物です。
葉は丸みのある形で、上部にいくにつれて紫がかることがあります。
この色の変化が、遠くからでも目に留まる理由のひとつです。

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
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花は小さな唇形(しんけい)の花で、葉の間から四方に向かって咲きます。

ヒメオドリコソウの花
名前の由来
ヒメオドリコソウという名前は、近縁種の「オドリコソウ(踊子草)」に似ていることから付けられました。
オドリコソウは、花の形が笠をかぶった踊り子の姿に見えることが名前の由来とされています。
ヒメオドリコソウはそれよりも小型であることから、「ヒメ(姫)」が付けられています。
見られる場所と季節
ヒメオドリコソウは、日当たりのよい場所を中心に、
- 道ばた
- 公園のすみ
- 畑の周辺
- 空き地
など、身近な環境でよく見られます。
開花時期は主に3月〜5月頃。
春のはじまりから中頃にかけて、気づけば足元に広がっていることの多い植物です。
よく似た植物との違い
ヒメオドリコソウは、同じシソ科の「ホトケノザ」と混同されることがあります。
見分けるポイントとしては、
ホトケノザ:葉が段状につき、丸く広がる
といった違いがあります。
どちらも春の野草ですが、葉のつき方に注目すると見分けやすくなります。
簡単に違いを表でまとめました、
| 比較項目 | ヒメオドリコソウ | ホトケノザ |
|---|---|---|
| 画像 | ![]() ヒメオドリコソウの花と葉 | ![]() ホトケノザの花と葉 |
| 分類 | シソ科オドリコソウ属 | シソ科ホトケノザ属 |
| 草丈 | 約10〜30cm | 約10〜30cm |
| 葉のつき方 | 茎を包むようにつく | 茎を囲むように段状につく |
| 葉の色 | 上部が紫がかることが多い | 緑色が中心 |
| 花のつき方 | 葉の間から四方に向かって咲く | 葉の上に立ち上がって、上向きに咲く |
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ヒメオドリコソウは、目立つ存在ではないものの、春の足元に静かに広がる野草です。
何気なく通り過ぎてしまう場所にも、小さな花の群れが季節の変化を知らせてくれます。
ヒメオドリコソウの基本情報
花名:ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
科名:シソ科
属名:オドリコソウ属
別名:
学名:Lamium purpureum
英名:Red deadnettle
花期:3月~5月
花色:紫、赤、ピンク
花言葉:愛嬌、快活、陽気
ネコノヒゲの仲間
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他にもシソ科には以下のようなものがあります。
- アメジストセージ
- イングリッシュラベンダー
- ウォールジャーマンダー
- エルサレムセージ
- オレガノ
- クサギ
- ゲンペイカズラ
- アジュガ
- パゴダフラワー
- サルビア
- カクノトラノオ
- ラベンダーセージ
<参考>
『新・散歩で見かける四季の花』 金田 一 著 日本文芸社 2026.3.10
『花しらべ花認識/花検索』アプリ
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