ぎふワールドローズガーデン|個性的な「ペルシャのバラの庭」を訪ねて
/ Last updated: 2026.05.18
ぎふワールドローズガーデンは、岐阜県可児市にある日本最大規模のローズガーデンです。
広い園内には、世界各国のバラやテーマごとの庭園が整備されており、さまざまな景色を楽しむことができます。
今回は、その中でも異国情緒のある「ペルシャのバラの庭」を訪ねました。
花の中心に「ブロッチ」模様を持つ個性的なペルシカ系のバラに加え、ペルシャ文化をイメージしたモニュメントや陶壁も設置されており、空間全体でテーマを楽しめるエリアとなっていました。
Contents
ペルシャのバラとは?
「ペルシャのバラの庭」では、乾燥地帯に自生する野生バラ「ロサ・ペルシカ」をもとにした品種が見られます。
一般的なバラ園でよく見かけるバラとは異なり、花の中心に現れる「ブロッチ」と呼ばれる赤い模様が特徴です。

ロサ・ペルシカ(ぎふワールドローズガーデン案内板より)
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ロサ・ペルシカは、中東から中央アジア周辺に自生する野生バラで、「フルテミア系(Hulthemia)」として扱われています。
近年では、この特徴を活かした新品種も増えており、強健性や耐暑性を意識したバラ育種の中でも注目されているようです。
ペルシャのバラの庭では、野生種に近い品種から、花色や花形が多彩になった「ハイブリッド・ペルシカ」と呼ばれるさまざまなバラを見ることができます。
ペルシャのバラの庭で見られたバラ
ここでは、「ペルシャのバラの庭」で見られた個性的な「ブロッチ」の魅力をご紹介します。
黄色い花弁と赤い「ブロッチ」の対比が印象的な品種です。
案内板に紹介されていたロサ・ペルシカにも雰囲気が近く、ペルシカ系らしい黄色い花色や、野生種由来の特徴を感じました。

アフガン ガール
(Afghan Girl)
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「アイズ・オン・ミー」や「フォー・ユア・アイズ・オンリー」、「クランベリー・アイズ」など、「目」を連想させる名前も多く見られます。
花の中心に現れる「ブロッチ」模様は、ペルシカ系を象徴する特徴のひとつで、「目」を名前に取り入れたような品種も多く見られました。

アイズ オン ミー
(Eyes On Me)

クランベリーアイズ
(Cranberry Eyes)

フォー ユア アイズ オンリー
(For Your Eyes Only)
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アラビアン・ナイトやアラジンの名を持つバラ
「アラジン」や「アラビアン・ナイト」、「バビロン」など、中東や物語世界を思わせる名前も多く、「ペルシャのバラの庭」らしい世界観を感じさせます。
特に「アラジン」は、白い衣装をまとった物語の主人公のような雰囲気が印象に残りました。
また、「バビロン」と名付けられた品種も多く見られ、古代オリエントの世界をイメージしたような雰囲気も感じられました。

アラジン!
(Aladdin!)

アラビアン ナイト
(Arabian Nights)

バベル バビロン
(Babel Babylon)
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ペルシャ文化を感じるモニュメント
「ペルシャのバラの庭」には、バラだけでなく、ペルシャ文化をイメージしたモニュメントも設置されていました。
園内には、イランの陶芸家と多治見市の陶芸家との交流によって制作されたラスター彩陶壁モニュメントが並び、異国情緒のある空間が広がっています。

ペルシャのバラの庭にて
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幻のペルシア陶技ともいわれる「ラスター彩」を現代に復元した技術が使われているそうです。
また、二体のラクダの石像は、江戸時代末期にペルシアから日本へもたらされたラクダにちなんで設置されたものとのことでした。
バラ園の中に、こうした国際交流や歴史を感じる展示が取り入れられており、花だけでなく、空間全体で「ペルシャ」文化について学べるエリアとなっていました。
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まだまだ魅力があるペルシャのバラたち。
今回紹介しきれなかった品種についても、近々別記事でまとめる予定です。
異国情緒のある景色とともに、近年のバラ育種やペルシャ文化についても触れられる「ペルシャのバラの庭」。
一般的なローズガーデンとは少し異なる魅力を感じられるエリアでした。
関連テーマガーデン紹介
ぎふワールド・ローズガーデンの他のテーマのエリアはこちら。
・「アンネのバラや平和」をテーマにしたバラの庭。
・「ウェディング」をテーマにしたバラの庭。
ガーデンの基本情報
施設名 : ぎふワールド・ローズガーデン
住 所 : 〒509-0213 岐阜県可児市瀬田1584-1
公式URL:https://gifu-wrg.jp
詳細は上記URLにて最新情報をご確認ください。
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・他のバラ園の様子については、こちらの記事でもご紹介しています。































