イチハツ(一初)|アヤメよりひと足早く咲く初夏の花

イチハツ(一初)
Summer

✿ 開花時期の目安(地域や気候により前後します)

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4月〜5月ごろに花を咲かせます。

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イチハツは、中国原産とされるアヤメ科アヤメ属の多年草です。
初夏になると青紫色の花を咲かせ、庭園や公園、散歩道などでも見かけることがあります。

今回は、イチハツの花の特徴や名前の由来、アヤメとの違いについてご紹介します。



イチハツの特徴

イチハツの大きな特徴は、外側の花びらの基部に見られる白いトサカ状の突起です。
アヤメの仲間の中でも目を引く特徴で、見分ける際のポイントにもなります。

イチハツ(一初)の花。白いトサカ状の突起と紫色の花弁

イチハツの特徴である白いトサカ状の突起

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イチハツの花

イチハツの花

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草丈は30〜50cmほどになり、細長い葉の間から花茎を伸ばして花を咲かせます。
花色は青紫色が一般的ですが、白花品種も知られています。

シロバナイチハツ(白花一初)

シロバナイチハツ(白花一初)

名前の由来

「イチハツ」は漢字で「一初」や「一八」と書きます。
その名の通り、アヤメの仲間の中でも比較的早く花を咲かせることに由来するといわれています。

4月上旬咲くイチハツの花の様子

4月上旬咲くイチハツの花

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地域や気候によって差はありますが、一般的にはアヤメやハナショウブよりも早く開花し、春から初夏への移り変わりを感じさせる花として親しまれてきました。

Roof Iris(屋根のアイリス)と呼ばれる理由

イチハツの学名は Iris tectorum、英名は Roof Iris(ルーフアイリス) です。

中国や日本では、茅葺き屋根の棟に植物を植える「芝棟(しばむね)」と呼ばれる伝統があり、その代表的な植物のひとつがイチハツでした。
イチハツは乾燥や直射日光に強く、根を張ることで土や茅を固定し、屋根の補強に役立つと考えられていました。

また、火災や災害から家を守る魔除けとして植えられることもあったといわれています。

日本名が「早く咲くこと」に由来するのに対し、英名は「屋根に植えられていたこと」に由来しています。



アヤメとの違い

イチハツはアヤメによく似ていますが、花の形や模様に違いがあります。

特に見分けるポイントとなるのが、花弁の基部に見られる白いトサカ状の突起です。

比較ポイント イチハツ アヤメ
花の画像
イチハツ

イチハツ

アヤメ

アヤメ

花弁の基部 白いトサカ状の突起がある トサカ状の突起はない
花の開き方 内側の花びらも大きく開く 内側の花びらは直立する
模様 白い筋が目立つ 網目状の模様が入る
葉の幅 やや広い 細い
葉の写真
イチハツの葉

イチハツの葉

アヤメの葉

アヤメの葉

開花時期 4〜5月 5月

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花の模様だけでなく、内側の花びらの開き方にも違いがあります。

ハナショウブやカキツバタも含め、アヤメ科の植物は見た目がよく似ていますが、それぞれに異なる特徴があります。



イチハツの基本情報

和名:イチハツ(一初、一八)
学名:Iris tectorum
科名:アヤメ科
属名:アヤメ属
原産地:中国
開花時期:4〜5月頃
草丈:30〜50cm程度

イチハツの仲間

  • アヤメ
  • カキツバタ
  • ショウブ
  • ジャーマンアイリス
  • ダッチアイリス
  • グラジオラス
  • クロッカス
  • ヒメヒオウギ
  • フリージア
  • など多数。

<参考>
花しらべアプリ




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