ダリア(天竺牡丹)|華やかに咲き誇る秋の彩りとその魅力
/ Last updated: 2025.10.29
ダリアは7月から11月にかけて見られるキク科の植物です。
色とりどりの花が咲き誇り、秋の庭や公園を華やかに彩る代表的な花のひとつです。
ダリアの特徴
ダリアは球根植物で、茎の先に大きく華やかな花を咲かせます。
「花の女王」と呼ばれることもあり、この呼び名はバラと並んで用いられるほどです。
どちらも多種多様な品種を持ち、姿や色彩の豊かさで人々を魅了してきました。
ダリアは大輪から小輪までサイズの幅が大きく、さらに花形もデコラティブ咲き、カクタス咲き、ポンポン咲き、シングル咲きなど、品種改良も盛んに行われてきました。
ダリアの花型
・シングル咲き:一重のシンプルな花形。
・ポンポン咲き:花びらの先端が丸っこい小輪。
・ボール咲き:中輪(5cm以上)のボール状。

シングル咲き

ポンポン咲き

ボール咲き
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・カクタス咲き:細長い花びらが尖って反り返る、針のような形。
・デコラティブ咲き:幅広い花びらが幾重にも重なり合う、豪華な大輪。

カクタス咲き

デコラティブ咲き
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・コラレット咲き:中心を囲むように副弁がつき、二重の花形に見える。
・ピオニー咲き:花芯が目立ち、牡丹のような開いた姿。
・オーキッド咲き:花びらが星形に広がり、ヒトデのような個性的な形。

コラレット咲き

ピオニー咲き

オーキッド咲き
観賞用としてだけでなく、園芸愛好家やフラワーデザイナーにとっても魅力的な存在です。
名前の由来
学名 Dahlia は、スウェーデンの植物学者アンドレアス・ダール(Anders Dahl)の名にちなみます。
和名では「天竺牡丹(テンジクボタン)」とも呼ばれ、牡丹に似た花姿から名付けられました。
生活文化的背景
ダリアはメキシコ原産で、現在も同国の国花に定められています。
オランダから日本に伝わり、明治中頃から盛んに栽培されるようになって全国に広がっていきました。

華やかな花姿から、芸術や工芸のモチーフとしても表現されるダリア
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その華やかさから「華麗」「優雅」「気品」といった花言葉を持ち、芸術や工芸のモチーフとしても表現されています。
また、フランスのルネ・ラリックによるガラス作品や、日本のつまみ細工の装飾においても、ダリアは華やかさを象徴するデザインとして取り入れられています。

つまみ細工 – Tsumami Zaiku
ダリアの利用
修景利用
ダリアは花壇や公園の装飾に広く利用され、観光地では大規模な植栽が行われています。
秋には各地で「ダリア祭り」が開催され、数百品種に及ぶ花々が一面に咲き誇ります。
その多彩な花形と色彩は、訪れる人々に圧倒的な存在感を与えます。

一面に広がる秋のダリア畑
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秋空の下に広がるダリア畑の光景
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中でも驚かされるのは超巨大輪。
花径40cm近くにもなる、人の顔より大きなダリアが咲き誇る光景は、まさに圧倒的な存在感です。

人の顔より大きな超大輪ダリア – 圧倒的な存在感
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また、観光地では花を水面に浮かべて展示することも多く、ダリアならではの華やかさを間近に楽しむことができます。

水面に浮かぶ色とりどりのダリア – 観光地で人気の展示スタイル
切り花利用
ダリアは切り花としても人気が高く、フラワーアレンジメントやブライダルブーケに用いられます。
華やかさと存在感があり、特別なシーンをより印象的に演出してくれます。

華やかさを添える切り花のダリア – アレンジメントやブライダルでも人気
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切り花でも利用されるダリアのアレンジメント
ダリアの基本情報
花名:ダリア(天竺牡丹)
科名:キク科
属名:ダリア属
学名:Dahlia pinnata
英名:Dahlia
原産:メキシコ
花期:7月〜11月
花色:赤、黄、白、紫、ピンクなど
花言葉:華麗、優雅、気品、感謝
ダリアの仲間
- アーティチョーク
- アキノキリンソウ
- アゲラタム
- アサギリソウ
- アスター
- エーデルワイス
- ガーベラ
- ガザニア
- カモミール
- キク
- キンセンカ
- コスモス
- サイネリア
- ヒマワリ
- ブルーデージー
- マーガレット
- ミヤコワスレ
- ヤグルマギク
- ルドベキア
など
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