スイレン(睡蓮)|温帯性・熱帯性の種類とハスとの見分け方
/ Last updated: 2025.11.07
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Contents
夏の水面を彩るスイレン
5月下旬から9月頃にかけて見頃を迎えるスイレン(睡蓮)。
水面に浮かぶように咲く花は、白やピンク、黄色など色とりどりで、静かな池を華やかに彩ります。

水面に広がる丸い葉と、白い花が静かに咲く池
スイレンの種類と特徴
スイレンは大きく分けて、「温帯性」と「熱帯性」の2種類に分けられます。
温帯性スイレン
温帯に自生する種類をもとに改良されたスイレンで、昼咲きが多く、白や黄色、ピンク、赤など花色は比較的シンプルです。
花は品種によって大小さまざまで、いずれも花は水面に浮かぶように咲くのが特徴です。

水面に浮かぶように咲く温帯性スイレン

スイレン(睡蓮)- Waterlily
熱帯性スイレン
熱帯原産の種類から改良され、寒さに弱く水温15℃以下では弱ってしまいます。温帯性より花が大きく、青や紫など鮮やかな色も見られます。
葉の縁は細かく波打ち、ギザギザした形で、花は水に浮かぶように咲くものと、茎を長く伸ばして水面より高い位置で咲くのが特徴です。
また、品種によっては夜に咲くものもあります。

花茎を水面より上に伸ばして咲く熱帯性スイレン
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温室に咲く熱帯性スイレン
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スイレンとハスの見分け方
葉の形
スイレンの葉は丸く切れ込みがありますが、ハスの葉には切れ込みはありません。
- スイレンの葉には切れ込みがあります。
- ハスの葉には切れ込みがありません。
花の咲き方
スイレンは水に浮かぶように咲くのに対し、ハスは水面から茎を長く伸ばして咲きます。
(スイレンは品種によって、水面より高く咲くものもあります。)
- スイレンは水面に浮かぶものと少し茎を伸ばして咲くものがあります。
- ハスの花は茎を長く伸ばして咲きます。
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ハスとの違いを簡単な表にまとめてみました。
| 特徴 | スイレン(睡蓮) | ハス(蓮) |
|---|---|---|
| 葉の形 | 丸く切れ込みがある | 切れ込みがなく円形 |
| 花の咲き方 | 水面に浮かぶように咲く(品種によっては少し高い位置で咲く) | 茎が長く伸び、水面より高い位置で咲く |
| 花色 | 白、ピンク、黄、青、紫など多彩 | 白、淡いピンクが中心 |
| 花期 | 5月~9月頃(熱帯性は秋まで咲く品種も) | 6月下旬~8月頃 |
| 香り | 品種によって柑橘系やローズ系など | 基本的に香りはほとんどない |
| 象徴・文化 | 西洋では「清純」「信仰」の象徴 | 仏教で「悟り」「清浄」の象徴 |
水面に映るスイレン、立ち姿のハス ―― そんな対比で見比べると、夏の水辺散策がさらに楽しくなります。
モネの絵画に描かれたスイレン
スイレンと言えば、フランスの画家クロード・モネが描いた《睡蓮》の連作が有名です。
自宅の庭に造った池を題材に、光や水面の移ろいをとらえたスイレンの作品は、今も多くの人を魅了しています。
水面に浮かぶ花や揺れる葉は、見る角度や時間帯によって表情が変わり、まさにスイレンらしい魅力が表現されています。

‘Water Lilies’, 1906 by Claude Monet
出典: Art Institute of Chicago
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モネの睡蓮をイメージしながら撮影した一枚
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私もモネの睡蓮を思い浮かべながら、水面に映るスイレンを撮りました。
葉の合間に浮かぶ花、移ろいゆく水面に映る雲の様子も、モネが見た景色に少し近づけたような気がしました。
スイレンの基本情報
花名:スイレン(睡蓮)
科名:スイレン科
属名:スイレン属
学名:Nymphaea spp.
英名:Water lily
花期:5月~9月(※温室では秋以降も咲く品種があります)
花色:白、紫、ピンク、黄、赤(※熱帯性は青やオレンジもあり)
花言葉:清純、潔白(白)、信仰、優しさ、甘美(黄)
参考:「花図鑑」スイレン, かごしまフラワーパーク, 2025.7.16
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同じ水辺の夏の花として、ハスの記事もあわせてどうぞ。
スイレンに香りがあるのをご存知ですか?
品種によっては柑橘系やローズ系など、意外な香りが楽しめます。
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スイレンが見られるおすすめスポット





















