ニワウメ(庭梅)|はねず色の花と万葉名にふれる春の花木
/ Last updated: 2026.05.05

春に訪れた植物園で、偶然出会ったニワウメ。
万葉名「朱華(はねず)」という名を持つことを知り、以前から印象に残っていた言葉でもありました。
やわらかな春を彩るニワウメを紹介します。
ニワウメ(庭梅)とは
春にやわらかな紅色の花を咲かせ、初夏には小さな赤い実をつけるバラ科の落葉低木です。
万葉集では「はねず(朱華)」と呼ばれ、花の色合いを表す言葉としても知られています。
花の特徴
ニワウメの花は、やわらかな紅色を帯びた小花が枝に沿うように咲くのが特徴です。

小花が並んで咲くニワウメ(庭梅)
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花色は薄紅や白とされますが、4月上旬に観察した際には、咲き進んでいたためか、花の中心部の赤みが増し、全体に紅色が強く感じられました。
実の特徴
花のあとには、サクランボに似た小さな赤い実をつけます。
観賞用として楽しまれることが多いですが、品種によっては食用にされることもあります。
花だけでなく、実の季節まで楽しみが続くのも魅力のひとつです。
ニワウメの由来
「庭梅」という名前は、庭に植えられるウメに似た植物であることに由来します。
実際にはウメとは別種ですが、花や実の雰囲気が似ていることからこの名がつけられたようです。

庭に植えられ、身近に楽しまれてきたニワウメ
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万葉植物「朱華(はねず)」
ニワウメは、万葉植物名では「はねず(朱華)」と呼ばれています。
「はねず」は万葉集にも登場する言葉で、朱華(はねず)色と呼ばれる色名でも知られています。
黄みを帯びた赤(黄赤系)の落ち着いた色合いが特徴です。
この「はねず」という言葉は、植物の名だけでなく、色や文化とも結びついて受け継がれてきました。
京都・隨心院 では、この色にちなむ「はねず祭り」が行われており、梅の花を通してその色合いを感じることができます。
以前、京都のはねず祭りを訪れた際にこの名を知り、印象に残っていた言葉でもあります。
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・はねず祭りの記事はこちら
ニワウメの基本情報
花名:ニワウメ(庭梅)
科名:バラ科
属名:スモモ属
別名:リンショウバイ(林生梅)
学名:Prunus japonica
英名:Japanese bush cherry
花期:3月~4月
花色:白、ピンク
花言葉:願望
ニワウメの仲間
・スモモ属の仲間たち。
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このほかにも、バラ科にはさまざまな植物があります。
- イチゴ
- カワヅザクラ
- カンヒザクラ
- ソメイヨシノ
- コデマリ
- シモツケ
- サクラ
- バラ
- ヒメリンゴ
など。
《参考》
「美しい日本の伝統色」 濱田 信義 編集 青人社 2021.11.24
「花しらべ花認識/花検索」アプリ
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