カルミア|金平糖のようなつぼみから咲く不思議な花

ピンクのカルミア
Summer

春から初夏にかけて庭園を歩いていると、まるで小さな器を並べたような花に出会うことがあります。
今回ご紹介するのは、ツツジ科の花木 カルミアです。

花の内側には濃いピンク色の模様が入り、おしべが放射状に並ぶ姿は、ほかの花にはない個性的な美しさがあります。



カルミアの特徴

カルミアはツツジ科カルミア属の常緑低木です。花は浅いお椀のような形をしており、花びらには五角形の模様が見られます。花の内側では、おしべが放射状に並び、独特の花のつくりを観察できます。

カルミアの花の内側に見える放射状のおしべと五角形の模様

花の内側には放射状に並ぶおしべと、五角形の模様が見られます。

名前の由来

カルミアは、18世紀のスウェーデンの植物学者ペール・カルム(Pehr Kalm)にちなみ名付けられました。
ペール・カルムは、植物学者カール・フォン・リンネの最後の弟子の一人とされ、北アメリカの植物を調査・研究したことで知られています。

和名は「アメリカシャクナゲ」とも呼ばれますが、シャクナゲ属ではなく、カルミア属に分類されます。

花のつくり

カルミアのおしべは、つぼみの間は花びらのくぼみに収まっています。
花が開くと、おしべが外れて花粉を放出する仕組みになっており、昆虫による受粉を助けると考えられています。

鮮やかなピンク色の花をまとまって咲かせるカルミア

鮮やかなピンク色の花を枝いっぱいに咲かせるカルミア

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ミニコラム | ハナミズキとともに日本へ

1912年、東京市からアメリカのワシントンへサクラが贈られました。その返礼として、1915年にはアメリカからハナミズキが日本へ贈られています。カルミアもこの頃、ハナミズキとともに日本へ渡ってきたといわれています。
日米の植物交流をきっかけに、日本でも知られるようになった花木の一つです。

アケボノアセビの基本情報

花名:カルミア
科名:ツツジ科
属名:カルミア属
別名:アメリカシャクナゲ、ハナガサシャクナゲ(花笠石楠花)
学名:Kalmia latifolia
英名:Mountain laurel, American laurel
花期:4月~6月
花色:白、ピンク、赤、紫
花言葉:野心、大志を抱く

カルミアの仲間

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この他にツツジ科には以下のようなものがあります。

  • ツツジ
  • シャクナゲ
  • サツキ
  • アセビ
  • エリカ
  • ジャノメエリカ
  • ブルーベリー

<参考>
『新・散歩で見かける四季の花』 金田 一 著 日本文芸社 2026.3.10
『花しらべ 花認識/花検索』



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