ナギナタガヤ(薙刀茅)|風に揺れる緑の穂が美しいイネ科植物
/ Last updated: 2026.06.23
✿ 開花時期の目安(地域や気候により前後します)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4月〜5月ごろに穂を出します。
————— —————
ナギナタガヤは、春から初夏にかけて河川敷や空き地などで見られるイネ科の一年草です。
やわらかく垂れ下がる穂が風に揺れる姿は美しく、一面に広がる群生は季節の風景の一部として親しまれています。
散歩道では、河川敷や道路沿いで群生している様子をよく見かけます。
ナギナタガヤの特徴
穂の特徴
ナギナタガヤの最大の特徴は、細長く垂れ下がる穂です。
穂は片側に並ぶようにつきます。

片側に穂をつけるナギナタガヤ
————— —————
遠くから見るとただの草むらに見えますが、近づいてみると細長い穂が風に揺れ、それぞれ異なる向きに伸びていることに気づきます。
春の景色を彩る群生
ナギナタガヤは群生することが多く、河川敷や道路脇で大きな群落を作ります。
春から初夏にかけて次々と穂を伸ばし、一面が緑色に覆われていく様子は、この時期によく見かける風景のひとつです。

初夏の草地で群生するナギナタガヤ
————— —————
枯れて金色になることも
初夏を過ぎると穂は徐々に色づき、群落全体が黄金色に変化します。
緑色の時期とはまた異なる景観を楽しむことができます。
名前の由来
「ナギナタガヤ(薙刀茅)」は、日本の武器である「薙刀(なぎなた)」に似た穂の形に由来するといわれています。
「茅(カヤ)」は、古くからイネ科植物を指す言葉として使われてきました。
茅葺き屋根に使われる茅も同じ意味で、ススキやアシ(ヨシ)などが代表的な植物です。
イネ科の植物には、古くから人の暮らしや農業を支えてきたものが多くあります。
ナギナタガヤも、そのひとつです。
散歩道で見かけることの多いナギナタガヤですが、果樹園などでは緑肥植物として利用されることもあります。
地面を覆うことで雑草の発生を抑えたり、雨による土壌流出を防いだりする役割が期待されているそうです。
河川敷で風に揺れる姿を眺めていただけの頃は、そんな役割があるとは知りませんでした。
ナギナタガヤの基本情報
花名:ナギナタガヤ(薙刀茅)
科名:イネ科
属名:ナギナタガヤ属
別名:ネズミノシッポ
学名:Vulpia myuros
花期:4月~5月
ナギナタガヤの仲間
イネ科の仲間はこちら。
————— —————
その他にもこんな植物もあります。
- コムギ
- ススキ
- トウモロコシ
- パンパングラス
- ラグラス
————— —————
《関連記事》
道ばたや公園など、身近な場所で見られる野草をまとめています。































