ナンテン(南天)|夏に咲く可憐な白い花
/ Last updated: 2026.02.05
初夏から盛夏の5月〜7月にかけて見られる白い夏の花、ナンテン(南天)。
お正月飾りの赤い実がよく知られていますが、夏にはこんなに可愛らしい白い花を咲かせることは、意外と知られていません。
四季で異なる姿を見せる、その表情の豊かさがナンテンの魅力です。
ナンテンの花の特徴
ナンテンの花は、直径5〜7mmほどの小さな白い花が円錐状に集まって咲くのが特徴です。
一つひとつは控えめですが、まとまって咲くことで柔らかな華やぎが生まれます。

ナンテンの蕾
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花色は白を中心に、淡い黄色が入ることもあり、繊細で涼感のある印象を持っています。
枝先にふわりと広がる花序は風通しがよく、しっとりとした初夏の空気に非常によく映えます。

初夏に咲くナンテンの花
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和風庭園だけでなく、洋風の植栽にも馴染み、庭のアクセントとしても人気があります。
ナンテンの実(南天実:ナンテンジツ)
夏に花が咲いたあと、10〜11月頃には光沢のある赤い実をつけます。
丸く鮮やかな実は冬の庭を彩る存在となり、お正月飾りや料理の添え物として親しまれています。

ナンテン(南天)の実
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ヒイラギナンテン(柊南天)との見分け方
同じメギ科には、名前の響きが似ているヒイラギナンテンがありますが、実は姿・特徴は大きく異なります。
| 特徴 | ナンテン(南天) | ヒイラギナンテン(柊南天) |
|---|---|---|
| 画像 | ![]() ナンテン(南天)の花 |
![]() ヒイラギナンテン(柊南天) |
| 花期 | 5〜7月(初夏〜夏) | 3〜4月(早春) |
| 花色・花の形 | 白い小花が房状にまとまって咲く | 黄色い花がブドウのように垂れ下がって咲く |
| 葉の特徴 | 柔らかく滑らかな羽状複葉 | トゲ状の鋸歯を持つ硬い葉 |
| 実の特徴 | 丸く赤い実が冬に色づく | 黒紫色の細長い実をつける |
| 全体の印象 | やわらかく清涼感のある雰囲気 | 荘厳でシャープな印象 |
ヒイラギナンテンは葉がトゲ状で硬く、花は黄色く、春の早い時期に咲きます。
一方、ナンテンは柔らかな葉と白い夏の花が特徴で、植物としての印象そのものがまったく異なります。
『難を転じる』縁起の良い木
「ナンテン」という名前から、「難を転じる」に通じるとして、古くから縁起の良い植物として扱われてきました。
お節料理や赤飯に添えられるのも、この語呂合わせからくる日本文化の名残です。
花と実が美しく、さらに薬効も伝わることから、暮らしに寄り添う植物として長く愛されてきました。
ナンテンの基本情報
花名:ナンテン(南天)
科名:メギ科
属名:ナンテン属
別名:
学名:Nandina domestica
英名:Nandina, Heavenly bamboo
花期:5月~7月
花色:白、黄
良い家庭、機知に富む
ナンテンの仲間
- オタフクナンテン
- イカリソウ
- サンカヨウ
- トガクシショウマ
- ヒイラギナンテン
- メギ
- ルイヨウボタン
参考:『花しらべ花認識/花検索』アプリ




















