足立美術館の日本庭園|世界が評価する庭園と「生の額絵」を楽しむ【2019年訪問記】
/ Last updated: 2026.03.10

島根県安来市にある足立美術館を訪れました。
日本庭園の美しさで知られる美術館で、海外からも高い評価を受けている庭園を持つことで知られています。
足立美術館について
足立美術館は、実業家・足立全康によって1970年に開館した美術館です。
横山大観をはじめとする近代日本画のコレクションで知られるほか、日本庭園の美しさでも高く評価されています。
世界で評価された日本庭園
庭園の美しさは海外でも高く評価されており、日本庭園専門誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』のランキングでは、長年にわたり日本一に選ばれています。
訪問した2019年当時は、2003年以来16年連続で日本一と紹介されていました。
エントランスには創設者・足立全康氏の像が立ち、その横には「庭園日本一」の文字とともに「2003年から16年連続」と刻まれています。
(2025年時点では記録はさらに伸び、22年連続となっています。)

創設者・足立全康氏の像
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その影響もあって、近年は日本人だけでなく海外からの観光客も多く訪れる場所となっています。
庭園の特徴
庭園の作庭を手がけたのは、昭和を代表する庭園家の一人である中根金作氏です。
足立美術館の庭園には、いくつか特徴的な見方があります。
一幅の絵画
足立美術館の庭園は、建物の外に出て歩くのではなく、館内から鑑賞する「庭園も一幅の絵画」という考え方で設計されています。

庭園全体を一幅の絵画のように眺められる足立美術館の日本庭園
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実際に庭園を眺めていると、落ち葉一枚見当たらないほど丁寧に手入れされていることに気づきます。
隅々まで整えられた景色には、思わず息をのむような緊張感も感じられました。

窓枠が額縁のように庭園を切り取る風景
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窓から切り取られた景色が額縁のように見えることから「生の額絵」とも呼ばれています。
館内から眺める庭園はまるで一枚の絵のようで、美術館と庭園が一体となった独特の空間が印象的でした。
徹底されたこだわり
また、庭園の景観を守るため、背景となる山林まで取得して景観を維持しているという話も知られています。
庭だけでなく、その向こうに広がる自然も含めて一体の景観として守られている点にこだわりを感じました。

背景の山まで含めて守られている庭園景観
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生の掛軸
足立美術館では、床の間から庭園を眺める「生の掛軸」という展示があります。
掛軸の代わりに、窓の外に広がる庭園の景色を鑑賞するという趣向です。

生の掛軸

実際に覗くと、「人・人・人と庭園」という感じでした。
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実際に覗いてみると、掛軸の中には「人・人・人」とその向こうに庭園の景色という状態でした。
それでも、瞬間に見える庭園の景色は印象的で、足立美術館ならではのユニークな展示だと感じました。
茶屋(喫茶室)
館内には、庭園を眺めながら休憩できる喫茶室もあります。
ガラス越しに広がる庭園の景色を眺めながら過ごす時間は、とても贅沢なものでした。
庭園を鑑賞するために設計された空間だけあって、どこから見ても景色が美しく整えられています。

足立美術館の喫茶室と庭園の景色
足立美術館の基本情報
施設名 :足立美術館
公式URL:https://www.adachi-museum.or.jp
住所 :〒692‐0064 島根県安来市古川町320
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