ホトケノザ(仏の座)|段状の葉と小さな花が特徴の春の野草

ホトケノザ(仏の座)- Henbit deadnettle
Nature

ホトケノザは、春になると道ばたや公園で見られるシソ科の野草です。
段のように広がる葉と、その上に小さな花を咲かせる姿が印象に残ります。

身近な場所に生えながらも、よく見ると独特の形をしており、春の足元の風景の中で存在感のある植物です。



ホトケノザの特徴

ホトケノザは、草丈10〜30cmほどの一年草で、春のはじめから見られます。

茎はまっすぐに伸び、節ごとに葉がつき、上から見ると段状に重なっているように見えます。
この葉の形が名前の由来にもつながっています。

花は淡い紫色で、葉の上に立ち上がるように上向きに咲きます。

道端に咲くホトケノザ

道端に咲くホトケノザ

————— —————

名前の由来と呼び名

ホトケノザという名前は、葉が段状に広がる様子が、仏像の台座(蓮座)に似ていることに由来します。

ホトケノザの花と葉

ホトケノザの花と葉

————— —————

春の七草のひとつである「ホトケノザ」と同じ名前ですが、実際には別の植物を指しています。
七草のホトケノザは「コオニタビラコ」であり、本種とは異なります。



見られる場所と季節

ホトケノザは、日当たりのよい場所を中心に、

  • 道ばた
  • 公園のすみ
  • 畑の周辺
  • 空き地

などで見られます。

日当たりのよい場所に咲くホトケノザ

日当たりのよい場所によく見られるホトケノザ

————— —————

開花時期は2月〜5月頃。
早春から春にかけて、比較的長い期間見られる野草です。

桜の季節になると、芝生の中でピンク色の花が目立つようになります。

よく似た植物との違い

ヒメオドリコソウとはよく似ていますが、葉のつき方や花の咲き方に違いがあります。

ホトケノザ:葉が段状につき、丸く広がる
ヒメオドリコソウ:葉が茎をぐるりと囲むようにつく

簡単に違いを表でまとめました。

比較項目ホトケノザヒメオドリコソウ
画像
ホトケノザの花と葉

ホトケノザの花と葉

ヒメオドリコソウの花と葉

ヒメオドリコソウの花と葉

分類シソ科ホトケノザ属シソ科オドリコソウ属
草丈約10〜30cm約10〜30cm
葉のつき方茎を囲むように段状につく茎を包むようにつく
葉の色緑色が中心上部が紫がかることが多い
花のつき方葉の上に立ち上がって、上向きに咲く葉の間から四方に向かって咲く

同じ場所に生えていることも多いため、見比べてみると違いがわかりやすくなります。



ホトケノザの基本情報

花名:ホトケノザ(仏の座)
科名:シソ科
属名:オドリコソウ属
別名:サンガイグサ(三階草)
学名:Lamium amplexicaule
英名:Henbit deadnettle
花期:2月~5月
花色:ピンク、紫
花言葉:調和

ホトケノザの仲間

————— —————

他にもシソ科には以下のようなものがあります。

  • アメジストセージ
  • イングリッシュラベンダー
  • ウォールジャーマンダー
  • エルサレムセージ
  • オレガノ
  • クサギ
  • ゲンペイカズラ
  • アジュガ
  • パゴダフラワー
  • サルビア
  • カクノトラノオ
  • ラベンダーセージ

<参考>
『新・散歩で見かける四季の花』 金田 一 著 日本文芸社 2026.3.10
『花しらべ花認識/花検索』アプリ

————— —————

《関連記事》
道ばたや公園など、身近な場所で見られる野草をまとめています。




ピックアップ記事

関連記事一覧