幾何学模様が特徴の整形式庭園(フォーマルガーデン)
/ Last updated: 2026.06.04
松江イングリッシュガーデンを訪れた際に学んだ、フォーマルガーデン(整形式庭園)の特徴について紹介します。
※本記事は閉園前に訪問した際の記録をもとにしています。
整形式庭園(フォーマルガーデン)とは
整形式庭園(フォーマルガーデン)は、左右対称のデザインや幾何学模様を特徴とする庭園様式です。
ヨーロッパの宮殿や城館の庭園で発達し、現在でも世界各地で親しまれています。
対称性と秩序の整形式庭園
この様式は中世以降のヨーロッパで発達し、長方形や正方形、円形などを組み合わせた幾何学的なデザインを特徴としています。
園路などで直線的に区切った形の中に植物を植えこむのは、ヨーロッパで共通したフォーマルガーデンの特徴ですが、イングリッシュガーデンでは高低差をつけた植栽デザインが特徴です。
引用:松江イングリッシュガーデン リーフレットより

生垣やトピアリーが整然と配置されたフォーマルガーデン
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整然と配置された花壇や植栽エリアは、見る人に美しさと秩序を感じさせます。
絶え間ない手入れ
インフォーマルガーデンが自然な景観を重視するのに対し、フォーマルガーデンでは人の手によって整えられた美しさが大切にされています。
芝生や生垣は丁寧に管理され、庭園全体がひとつの作品のように整えられています。

丁寧に刈り込まれたトピアリーは、フォーマルガーデンを象徴する存在です
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刈り込まれた生垣やトピアリーからは、庭園を維持するための絶え間ない手入れを感じることができました。
パーゴラの中庭で一際目を引くのが大きなトピアリーと濃淡に刈られた縞模様の芝生。

縞模様に刈り込まれた芝生(ゼブラカット)
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縞模様にデザインされた芝生は、日本では「ゼブラカット」と呼ばれることがあります。
イギリスでは「striped lawn(縞模様の芝生)」や、単に「stripes」と表現されるようです。
庭園だけでなく、ゴルフ場やサッカー場でも見かけることがあります。
彫刻と噴水
フォーマルガーデンには、彫刻や噴水などの装飾が取り入れられることがあります。
これらは単なる飾りではなく、庭園の軸線や景観のアクセントとして配置され、整然とした空間をより印象的に見せる役割を担っています。
松江イングリッシュガーデンでも、噴水や彫刻が庭園の景観に調和し、フォーマルガーデンらしい雰囲気を演出していました。

噴水はフォーマルガーデンの景観を引き締める重要な要素です
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フォーマルガーデンには欠かせない彫刻
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庭園を形づくる3つの要素
フォーマルガーデンの景観は、さまざまな植物が役割を分担することで成り立っています。
松江イングリッシュガーデンの案内では、伝統的なフォーマルガーデンを構成する要素として、次の3つが紹介されていました。
・中くらいの高さに宿根草
・低い位置に1年草、2年草
それぞれの高さや役割を組み合わせることで、立体感のある美しい景観が生まれています。

高さの異なる植物が立体感のある景観をつくっています
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おわりに
フォーマルガーデンは、自然の風景を表現するインフォーマルガーデンとは対照的に、人の手によって整えられた美しさを大切にする庭園様式です。
松江イングリッシュガーデンでは、整然とした花壇やトピアリー、縞模様の芝生などを通して、その魅力を感じることができました。
インフォーマルガーデンと見比べてみると、同じイングリッシュガーデンの中にも異なる考え方や美意識があることを学びました。
それ以来、植物だけでなく庭園全体のデザインにも目を向けるようになり、庭園を見る楽しみがさらに広がりました。
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フォーマルガーデンとは対照的な庭園様式である、風景式庭園(インフォーマルガーデン)についてはこちらで紹介しています。
























