ズミ(酸実)|高原に咲く初夏の花・野生のリンゴの仲間
/ Last updated: 2026.03.17

春の終わり頃、山地や高原を訪れると、白い花をたくさんつけた木に出会うことがあります。
私がこの花を見かけたのは、5月上旬に長野県の安曇野を訪れたときでした。
新緑の中で枝いっぱいに咲く白い花が印象に残っています。
ズミとは
ズミはバラ科リンゴ属の落葉樹で、日本各地の山地や高原に自生する野生のリンゴの仲間です。
春から初夏にかけて白い花を咲かせ、秋には小さな赤い実をつけます。
林の縁や草地など日当たりのよい場所に生えることが多く、高原の春から初夏の風景を彩る花木のひとつです。
Contents
ズミの特徴
ズミの花
ズミの花は白く、5枚の花びらを持つシンプルな形をしています。
花の大きさは直径3cmほどで、可愛らしい花を咲かせます。

ズミの花。5枚の花びらと黄色い雄しべが印象的です。
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花の形はリンゴやカイドウにもよく似ており、同じリンゴ属であることがよく分かります。
また、どこか桜やバラの野生種を思わせる素朴な雰囲気も感じられます。

素朴な雰囲気のズミ
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ズミの蕾
つぼみは淡いピンク色です。
今回は蕾を見ることはできませんでしたが、ピンク色のつぼみから白い花を咲かせる様子はヒメリンゴにも似ています。
詳しくはヒメリンゴの記事で紹介しています。
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枝いっぱいに咲く花
ズミの花は枝先に集まるように咲きます。
花の数が多く、満開になると木全体が白く見えるほどになります。

枝先にまとまって咲くズミの花。
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青空を背景にした姿は、春の終わりの山の景色によく似合います。
木全体の姿
ズミは高さ5〜10mほどになる落葉樹です。
自然の中では林の縁や草地など、日当たりの良い場所に生えることが多く見られます。

花をたくさんつけたズミの木。
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花の季節には、遠くからでも白い花が目立ちます。
新緑の中で咲く花
ズミの花が咲く頃は、山の新緑が広がる季節でもあります。
やわらかな緑の葉と白い花が重なり、初夏の景色をつくります。

新緑と白い花のコントラストが美しいズミ。
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ズミと同じリンゴ属の花
ズミはリンゴ属の植物のため、似た雰囲気の花木もいくつか見られます。
代表的なものを簡単にまとめました。
| 植物名 | 特徴 |
|---|---|
| ズミ | 日本の野生種。山地や高原に自生 |
| カイドウ | 園芸植物。花が濃いピンク |
| ヒメリンゴ | 観賞用のリンゴ。果実が大きい |
| リンゴ | 果樹として栽培される |
ズミの名前の由来
ズミという名前は、実が強い酸味を持つことから「酸実(ズミ)」と呼ばれるようになったといわれています。
秋には小さな赤い実をつけ、野鳥のご馳走にもなります。
ズミの基本情報
花名:ズミ(酸実)
科名:バラ科
属名:リンゴ属
別名:コリンゴ、コナシ(小梨)、ミツバカイドウ(三葉海棠)
学名:Malus toringo
英名:Toringo crab apple
花期:4月~6月
花色:白
花言葉:
ズミの仲間
- カリン(花梨)
- ハナカイドウ(花海棠)
- リンゴ(林檎)
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・バラ科の仲間はこちら。











































