【庭園で学ぶペルシャ・中東文化】ペルシャの庭で出会ったラクダと交流の物語

ペルシャのバラの庭
Column

ぎふワールドローズガーデン「ペルシャのバラの庭」には、バラだけでなく、ラクダの石像や、ラスター彩陶壁のモニュメントがあります。

ペルシャと言えば、ラクダが砂漠を歩く風景を思い浮かべる方も多いかもしれません。
今回は、ペルシャの庭で見た陶壁やラクダのモチーフをきっかけに、ペルシャと日本における文化交流について調べてみました。



ペルシャのバラの庭で出会ったラクダ像

ペルシャのバラの庭で見たラクダの石像

ペルシャのバラの庭に設置されたラクダの石像(ぎふワールドローズガーデンにて)

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日本へ渡ったラクダ

ぎふワールドローズガーデンのペルシャの庭にて

ぎふワールドローズガーデンのペルシャの庭にて

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案内板によると、二体のラクダ像は、江戸時代末期にペルシア(現在のイラン)からもたらされたラクダが中山道・細久手宿に残されていたことにちなみ設置されたものとのことでした。

また、このラスター彩陶壁モニュメントは、イランの陶芸家と多治見市在住の陶芸家との交流によって制作されたそうです。



陶壁に描かれたモチーフ

「ラクダのものがたり」の陶壁

「ラクダのものがたり」と表題がついた陶壁。
遠くからは幾何学模様のように見えたのですが、よく見るとひとつの物語のように構成されています。

「らくだのものがたり」と記された陶壁

「ラクダのものがたり」と記された陶壁(ぎふワールドローズガーデンにて)

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ここからは、陶壁を見ながら個人的に感じたことになります。
旅の相談をするかのように人々が向かい合って話している場面や、ラクダを連れて移動し、ラクダと船に乗って海を渡る場面が描かれています。

ラスター彩陶壁に描かれた、向かい合って話す人々の場面

旅の相談をする人々

ラスター彩陶壁に描かれた、ラクダとともに移動する人々の場面

ラクダと移動する旅人たち

ラスター彩陶壁に描かれた、船で海を渡るラクダと人々の様子

船で海を渡るラクダ

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その後には、遠方からの来客を迎えているような場面や、別れを思わせる場面、日本へ渡ったラクダを描いたようにも見える場面が続いていました。

ラスター彩陶壁に描かれた、人々が向かい合う交流の場面

人々の交流を描いた場面

ラスター彩陶壁に描かれた、ラクダと人物による旅や交易を思わせる場面

ラクダと旅人の場面

ラスター彩陶壁に描かれた、ラクダと日本人を思わせる人々の場面

日本へ渡ったラクダと人々

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最後には、現代の服を着た人物たちの様子も描かれていました。

ラスター彩陶壁に描かれた、現代の服装をした人物たちの交流場面

現代の交流を思わせる場面



「友情」の陶壁

「友情」と記された陶壁

「友情」と記された陶壁(ぎふワールドローズガーデンにて)

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青や白を基調とした幾何学模様の中に、大きく文字が描かれた印象的な陶壁です。
下には「友情」と書かれており、日本とイランの文化交流を象徴するような作品となっていました。

「ラクダのものがたり」で描かれていた旅や交流が、やがて両国の友情へとつながっていったことを表しているのかもしれません。

「生命樹」の陶壁

「生命樹」と記された陶壁

「生命樹」と記された陶壁(ぎふワールドローズガーデンにて)

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中央に大きな木が描かれ、その周囲を鳥や動物たちが囲むように配置されています。
「生命樹(Tree of Life)」は、古代ペルシャやイスラム文化をはじめ、さまざまな地域や宗教に見られるモチーフのひとつです。

生命や成長、繁栄を象徴する存在として表現されることも多く、植物をテーマにした庭園の中に置かれていることで、より印象的に感じられました。

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こうした生命樹やラクダは、ペルシャ絨毯「ギャッベ」にもよく見られる代表的なモチーフです。
砂漠を旅するラクダは、富や成功、旅の安全などを象徴する縁起の良い存在として親しまれているそうです。

どちらもペルシャ文化の中で大切にされてきたモチーフであり、ペルシャの庭で見たラクダにも、人々の暮らしや交流への願いが込められているのかもしれません。

ぎふワールドローズガーデン ペルシャのバラの庭(Persian Rose Garden)

ペルシャのバラの庭(Persian Rose Garden)

おわりに

ペルシャの庭で見かけたラクダや陶壁は、単なる装飾ではなく、人々の交流や旅の歴史を感じさせる存在でした。
庭園を歩きながら気になったものを調べていくうちに、そこに描かれた文化や交流の歴史にも興味が広がっていきました。

今回紹介したラクダ像や陶壁は、ぎふワールドローズガーデン「ペルシャのバラの庭」に設置されているものです。

「ペルシャのバラの庭」全体の様子については、こちらの記事で紹介しています。




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