ヒスイカズラ(翡翠葛)|宝石のような青緑色の花が魅力の熱帯のつる植物
/ Last updated: 2026.06.14
ヒスイカズラ(翡翠葛)は、春から初夏にかけて青緑色の花を咲かせる熱帯性のつる植物です。
長く垂れ下がる花房と、翡翠を思わせる独特の色合いが印象的で、植物園の温室でもひときわ目を引く存在です。
今回は、ヒスイカズラの特徴や名前の由来についてご紹介します。
ヒスイカズラの特徴
ヒスイカズラは、マメ科ストロンギロドン属に分類される常緑性のつる植物です。
フィリピンの熱帯雨林に自生しており、長く伸びたつるを樹木などに絡ませながら成長します。
開花時には、長い花房を垂れ下げるように咲かせるのが特徴です。
植物園の温室では、天井近くから数十センチ以上の花房が連なる姿を見ることができます。

温室内で咲くヒスイカズラ
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名前の由来
ヒスイカズラ(翡翠葛)の名前は、花色が翡翠を思わせることに由来します。
「カズラ」は、つる性植物を意味する言葉で、長く伸びる性質を表しています。
英名は「Jade vine(ジェイド・ヴァイン)」で、「Jade」は翡翠、「vine」はつる植物を意味します。
日本名と同様に、花色と植物の特徴を表した名前です。
なお、ヒスイカズラはマメ科の植物で、ノウゼンカズラやテイカカズラとは別の仲間です。
「カズラ」は植物の分類ではなく、つる性植物を表す言葉として使われています。
神秘的な青緑色の花
ヒスイカズラ最大の特徴は、エメラルドグリーンからターコイズブルーにも見える独特の花色です。
一般的な花に多い赤色や黄色、白色とは異なり、青緑色の花は比較的珍しい存在です。

ヒスイカズラの迫力ある花姿
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そのため、植物園で実際に見ると周囲の植物とはまったく異なる存在感があり、どこか幻想的な雰囲気を感じます。
見る角度や光の当たり方によって色合いが変化して見えることもあり、翡翠や天然石を思わせる神秘的な魅力があります。
コウモリが花粉を運ぶ植物
ヒスイカズラは、野生ではコウモリによって受粉すると考えられています。
花は鉤(かぎ)のように湾曲した独特の形をしており、コウモリが蜜を吸う際に花粉が付着しやすい構造になっていると考えられています。

湾曲の形をしたヒスイカズラの花
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熱帯雨林では鳥や昆虫だけでなく、コウモリも重要な花粉媒介者です。
ヒスイカズラの不思議な花色や花の形は、熱帯雨林で育つ植物ならではの特徴を感じます。
翡翠色だけではないヒスイカズラの魅力
ヒスイカズラというと独特の花色に目が向きがちですが、長く垂れ下がる花房や、マメ科らしい花の形も見どころのひとつです。
花を一輪ずつ見ると、フジやインゲンの花にも通じる形をしており、同じマメ科の仲間であることが分かります。
遠くから見ると幻想的な花房として、近くで見ると特徴的な花の形として楽しめるのもヒスイカズラの魅力です。
ヒスイカズラの基本情報
花名:ヒスイカズラ(翡翠蔓)
科名:マメ科
属名:ストロンギロドン属
学名:Strongylodon macrobotrys
英名:Jade vine
花期:2月~6月
花色:青
花言葉:
ヒスイカズラの仲間
マメ科の植物たちはこちら。
<参考>
「花しらべ花認識/花検索」































