クズ(葛)|秋の七草として親しまれるつる植物
/ Last updated: 2026.07.02
✿ 開花時期の目安(地域や気候により前後します)
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8月〜10月ごろに花を咲かせます。
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クズ(葛)は、夏から秋にかけて紫色の花を咲かせるマメ科のつる植物です。
山野や河川敷、道路沿いなどでよく見られ、つるを伸ばしながら広がる繁殖力の強い植物としても知られています。
古くから秋の七草の一つとして親しまれ、葛粉や葛湯など私たちの暮らしとも深く関わってきました。
クズの特徴
花の特徴
クズの花は、赤紫色から濃い紫色をした小さな花が房状に集まって咲きます。

赤紫色の小さな花が穂のように集まって咲くクズの花。
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一つひとつの花はマメ科らしい蝶のような形をしており、甘い香りを漂わせることでも知られています。
花房は下向きに垂れ下がるようにつき、緑の葉との対比が美しく見えます。

一つひとつはマメ科らしい蝶形花の形をしています。
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葉の特徴
葉は3枚の小葉からなる複葉で、大きくやわらかな質感があります。

大きく広がる葉もクズの特徴の一つです。
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葉の形には変化があり、浅く裂けるものや丸みのあるものなどさまざまです。
夏には大きく葉を広げ、つるを伸ばしながら広い範囲へ生育していきます。
繁殖力の強さ
クズは日本でも特に生育旺盛な植物の一つです。
つるは数メートルから十数メートル以上伸びることもあり、木やフェンス、ガードレールなどに巻き付きながら広がります。
その強い繁殖力から、場所によっては周囲の植物の生育に影響を与え、管理が必要な植物として扱われることもあります。
クズだけでなく、ほかのつる植物でも同じような生育の様子が見られることがあります。
似たような性質がヤマフジで見られた例はこちら。
秋の七草の一つ
秋の七草は、奈良時代の歌人・山上憶良が詠んだ歌に由来するといわれています。
- ハギ
- ススキ(尾花)
- クズ
- ナデシコ
- オミナエシ
- フジバカマ
- キキョウ(朝貌とされるのが一般的)
春の七草が食べる植物であるのに対し、秋の七草は花を眺めて季節を楽しむ植物として伝えられています。
葛粉や葛湯の原料としても利用
クズの太い根から採れるデンプンは「葛粉」の原料になります。
葛粉は和菓子や葛餅、葛切り、葛湯などに利用され、日本では古くから親しまれてきました。
現在、市販されている葛製品の中には、他のでんぷんを配合したものもありますが、本葛粉は貴重な食品として知られています。
クズには「葛根(かっこん)」という別名があります。
「葛根」とはクズの根のことで、漢方では古くから生薬として利用されてきました。
そのため、「葛根湯(かっこんとう)」と「葛湯(くずゆ)」はどちらもクズに由来していますが、目的が異なります。
葛根湯:葛根をはじめ複数の生薬を組み合わせた漢方薬(医薬品)
葛湯:葛粉をお湯で溶いて作る食品・飲み物
名前はよく似ていますが、葛根湯は漢方薬、葛湯は昔から親しまれてきた温かい飲み物です。
クズの基本情報
花名:クズ(葛)
科名:マメ科
属名:クズ属
別名:ウラミグサ、カッコン
学名:Pueraria lobata
英名:Kudzu
花期:8月~10月
花色:紫、赤、ピンク
花言葉:芯の強さ
クズの仲間
マメ科の植物たちはこちら。
参考:
「美しい日本の伝統色」 濱田 信義 編集 青人社 2021.11.24
「花しらべ花認識/花検索」































